感染2日目
インフル感染した妻を一人自宅軟禁し、元日早々パチンコに負けて帰宅した薄情親父を待っていたのは、薬が効いて食欲が戻った子ブタが家中を引っかき回し、食料をあさりまくった凄惨な光景でした。
おせち料理は食べかけのまま、お菓子の空き袋、みかんの皮、空のペットボトルがあちこちに散らかり放題。明らかに置いてけぼりにされた恨みを晴らそうとしたことがうかがえます。子ブタの皮を着た妻は、寝室でタヌキ寝入り。
……。ったく、いろんな動物に化ける女です。
まぁ、あたしの方も少しだけ罪悪感がありましたから、男は黙って後片付け…です。
さて、一夜明けてインフル感染2日目の妻は、体温も下がりすっかり回復。
やるな「リレンザ」!
A型は症状が重いらしいので、どうなることかと思っていましたが、身体中に<いざという時のための栄養を蓄えていた>妻には歯が立たなかったようです。
やるな、妻!
しかし、まだ油断はできません。薬は5日分出ていますから、あと3日は慎重に見守らなくちゃね。
とはいうものの、妻を置き去りにしてまたパチンコに行こうかな、などと考えている新年2日目なのでした。
だって、あたしに感染する恐れもあるし、たいくつなんだよ、ホント。