kunbeのあれこれ雑記帳

読んでくれた人がクスッと笑えるような事柄を、時には事実に基づき、時にはウソ八百を書き綴ります。

初夢の話

 

 いまさらですが、昨日夢を見ました。

 パチンコ屋で5000円分のICカードを落としてしまった夢です

f:id:kunbe:20150113101821j:plain。店によって違うけど、こんなやつね。

 パチンコ台の左脇上部にある、現金投入口にお札を入れると、

 自動的にICカードに金額情報が書き込まれる、

 あれ、です。

 たまたま1000円札がなく、

 あるのはダラ銭(小銭のこと)と5000円札のみ。

 たかが5000円、されど5000円。

 貧乏人のあたしにとっては大金です。

 途方に暮れていると、一人の老人があたしの方にやってきて、

「あなたが落としたICカードはこれかな」

 と、今まで見たこともないような金色に輝く美しいICカードを差し出しました。

「えっ?」

 あたしは、しばし絶句。

「いえ、あたしが落としたのはこんな立派なカードではありません」

 とまどいながら、あたしは言いました。

 すると、その横から一人の老婆が現れて

「それでは、このICカードかえ?」

 今度は、虹色に輝く、それはそれは美しいカードを見せました。

「いえいえ、めっそうもない。あたしが落としたのは、

 そんな美しいカードではありません」

 あたしがきっぱりと言うと、

 老婆の後ろから一人の男の子が現れて、

「それじゃあ、お前が落としたのはこのカードだな」

 と、薄汚れてはいましたが、

 たしかによくあるICカードを差し出しました。

「うーん、ちょっと汚れてる気はしますが、

 たぶん、これと同じ種類のものです。

 でも、それが、わたしが落としたものかどうかは分かりません」

 と、あたし。

 すると3人は「おおっ!なんと正直な。正直者のお前には、褒美をやろう」

 と言いました。

 いつの間にか3人は一人の神様になっていました。

 あたしがあっけにとられていると、

「よいか、このカードは、いくら遣ってもお金が減らない不思議なICカードじゃ。

 これを正直者のお前にやろう。

 今後ともパチンコを大いに楽しむが良い」

 あたしにカードを手渡すと、そう言い残してドロン。

 煙とともに消えてしまいました。

「いくら遣ってもお金が減らない? 

 それじゃ、換金したらいくらになるんだろう?」

 あたしはそう思い、精算機にカードを入れようとすると、

 どこからともなく神様の声。

「このカードは清算できん。

 また、貸し玉を溜めても両替はできん。

 出玉としか交換できんから、そこんとこよろしく」

 えっ、あ、そうなの。ま、いいか。

 要はただでパチンコできるんでしょ。

 どの店でも使えるのかな?と思った瞬間また、神様の声。

「安心しなさい。どこの店でも使える。

 ただし、1円以下に限る。

 4円や2円で使えるようにすると、

 お前が仕事を辞めてパチンコで食っていこうとするからの。

 ふぉっふぉっふぉっふぉっ」

 すっかりお見通しです。

 遣っても減らないなら、4円で勝負するでしょ。普通。

 全国各地の新規オープン店を巡って、

 荒稼ぎだってできるでしょ。

 なんて考えていました。

「1円以下ね…。あっ、そっ」

 あたしは少々不満顔。

「神様って意外とせこいんだな」と思いました。

「あ、今、わしのこと悪く思ったな」と神様。

「げげげ。心の中が見えるの⁉︎」

「あったりまえじゃ、わしゃ、神様じゃぞ。

 そんな態度だったら、カードを返してもらおうかな」

「すいません。すいません。もう二度とそんなこと思いませんから、

 どうかカードを取り上げないでください」

「うむ。今回は大目に見てやろう。大切に使うんじゃぞ」

「へへぇ〜」

 意外と口うるさい神様をなだめて、

 とにもかくにもマックス台へ真っしぐら。

 ああっ!憧れの「ガロ(GARO)」に空き台が!

 あたしは勇んで座って打ち始めました。

 誰がやっていたのか、

 一度の大当たりも引かずに、回すこと1473回転。

 可哀想に幾ら投資したのでしょう。

 その点、あたしは、ただ。

 1000回しても2000回してもゼロ円です。

 えへへへ。

 自然と顔がほころんできます。

 周りの人たちが可哀想に思えてきます。

「あ〜あ、また、追い金してるよ、あの人。

 あら、すっごい怖い顔してる。

 あははは、あんまり熱くならないでね。

 パチンコは適度に楽しむゲームですって、

 どっかにポスター貼ってあったよ」

 なんて、大名気分です。

「下々のものは、必死にやっておるのう。

 おお、頑張れ頑張れ、死ぬ気で頑張れ」

 すっかり上から目線です。

 おお、スッゲー気持ちいいぃぃぃぃぃぃ!

  なんせ、投資金額ゼロ円ですから、

 出玉=収益。ウヒヒヒヒ。

 どのくらい出るんでしょうか。

 幾ら稼げるんでしょうか。

 ワクワクわくわく。

 ドキドキどきどき。

 今までいろいろ嫌な思いをしてきたし、

 辛いこともギョーサン経験してきたけど、

 あー、生きてて良かった!

 心底そう思いました。

 夢のような気分です。

「ん!、夢?」

「!!!!!」

 …。

 そこで目が覚めちゃいました。

 せめて大当たりを見てからにしてほしかった…。

 「はぁ…、夢だったのか…」

 そしてハッと思い出しました。

 昨日パチンコで少し儲けたのに、

 ICカードの残高清算を忘れて帰ってきたこと。

 

 あー! 神様、俺の5000円、なんとかしくれぇっ!

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