骨太ってこういうことだね
「 東京電力や東芝など原発推進企業の幹部らが国立大学(独立大学法人)の理事や経営協議会委員として大学運営に関与する例が、全国89大学のうち60大学に及ぶことが筆者の調査でわかった。国立大学に入り込んだ原発ムラ関係者は、電力7社、原発メーカー、原発産業を支える銀行、原発推進の論調を展開する大メディアのほか、原発企業と縁の深いJRやトヨタなど58社延べ88人。60大学の理事や監事、学長選考会議委員といった役職についている。原発企業汚染がもっとも深刻なのは九州大学と東京大学で、九大は九州電力などから5人、東大は東芝・三菱重工・新日鉄住金から4人が送り込まれていた。人事だけでなく、原発企業から大学にカネが流入している疑いは濃厚だが、取材に対して東京大学広報課は「答えられない」と沈黙。原発ムラが国立大学の経営に介入するなか、原発推進に不利な研究が不可能になる日も遠くない。 」
これはあたしがよく見ているサイト
現場を重視した生のニュースをタブーなく追求・配信:MyNewsJapan
に書かれていたものです。
このサイトは、タブーに切り込んでいく、とても骨太のジャーナリズムを感じさせます。サイトの説明には
「 ニュースサイト『MyNewsJapan』をご覧いただき、ありがとうございます。
MyNewsJapanは、ジャーナリズムに特化したニュースメディアです。本来のジャーナリズムにはタブーがあってはならない。よって、既存マスコミがスポンサータブーで伝えられないことも、タブーなく、むしろ積極的に報道しております。
2009~2010年に米国で問題となったトヨタのリコール車問題は「リコール王・トヨタ」と題して2年以上前から連載。日韓で出版もされています。
2011年に全面停止となった浜岡原発の危険性については設計者の内部告発を6年前に掲載。同年5月にWHOは携帯電話電波の発がん可能性を認定しましたが、4年前から断続的に報道してきました。
2009年6月に公正取引委員会が排除措置命令を出した「セブンイレブン」の独禁法違反についても4年前から、2009年9月に販売停止となった花王「エコナ」の有害性についても3年前から報道しています。
いずれも、対象が広告主であるがゆえにマスコミが報道できなかった問題です。
MyNewsJapanを読むことで、いかに既存のメディアがスポンサータブーによって偏向しているかがわかります。多くの人が特定の情報に洗脳されている裏では、生活者/消費者/有権者にとっての深刻な問題が進行しているのです。
こうした報道ができるのは、ビジネスモデルによります。MyNewsJapanは企業広告を一切入れず、読者のみなさんの会員収入によって成り立っているメディアです。みなさんが本当の事実を知りたいと思ったら、ぜひ会員になって下さい。また、現場から情報提供、情報発信してください。
MyNewsJapanでは、Newsの現場にいる誰もが発信者です。身近にある本当のNewsを、多くの人に知らせていきましょう。
代表取締役・編集長 渡邉正裕 (masa@mynewsjapan.com) 」
とあります。「生活者」「ワーカー」「消費者」「有権者」「マスコミ」に分類されていて、各項目に記事がびっしり。よくこれだけ世の中の問題点を暴きだしたなぁ、と感心します。
残念ながら記事の途中までしか読めないのですが(有料購読をすれば全て読めますよ)、それでも世の中にはこんなに問題があったんだなぁ、と十分考えさせられます。
こんなのんきなブログを書いてヘラヘラしている場合じゃないんです。
あたしもジャーナリストの一人として、世の中に問題提起しなけりゃいかん。
あれ、おいら、ジャーナリストだったっけ?
ジャーナリスト、いい響きです。
現場からも情報提供、情報発信してくださいって書いてあるから、何か問題に気がついたら書いてみようかな。
なんか問題落ちてない?
えっ、どこにも落ちてない⁉︎
それじゃ、前回同様、“落ち”がない。
こりゃまた失礼いたしました。
※今回紹介したサイトはぜひ一度ご覧になられることを強くお勧めします。