kunbeのあれこれ雑記帳

読んでくれた人がクスッと笑えるような事柄を、時には事実に基づき、時にはウソ八百を書き綴ります。

梅原猛さんの古事記

梅原猛さんとの出会いはもうかなり前になります。

もちろん直接本人と会ったわけではなくて作品との出会いって意味ですよ。

どの本もそうじゃないかなぁって思いますが

作品には本人の品性というか

人柄というか

性格みたいなものがにじみ出るものですよね。

それと知能の程度。

だからといって、

あたしをはじめ文章の下手な人間がすべて

品性が下劣で人格は破綻していて

とんでもない異常者だというわけではないですよ。

ま、あたしの場合に限り当たってますけどね。

ですから昨今少しだけ話題になった

女流作家の大御所、曾野綾子さんが

産経新聞のコラムにお書きになった

「介護は誰にでもできるから外国から安い労働力で来てもらって」

「でも居住区だけは分けた方がいい」

という趣旨の職業差別的な考え方も人種差別的な見解も、

きっと彼女の作品の底流には

潜んでいるのじゃないかぁなんて考えたりもします。

残念ながら作品を読んだことがないので、わかりませんけどね。

やっぱり読んでみなきゃだめかなぁ…。

ちなみにWikipediaで見たらあるわあるわ問題発言。

クリスチャンらしいけれども、

慈悲のかけらもないような言葉を投げつけて平気な人なのかな。

今回の件は「差別ではなく区別」とおっしゃられているようですが、

民族や集団を十把一絡げにするような見解の示し方は

知能程度の高い人のすることとは思えません。

すべての黒人が大家族ならびに大勢で居住することを好んでいるのでしょうか?

そこらへんはあたしにはわかりませんが…。

でもWikipediaを読む限りでは、

この方の作品を読む気にはなれませんでした。

なんか腹立つ人だわ。

上からしかものを見られない

そうとう可哀想な人でもあるんですけど。

同情できないね、この人には。

 

さて面白いという定義は難しいので、

あたしが簡単に論じることはできませんが、

このブログでいう面白いとは、

あくまであたしの個人的見解、

あたしがそう感じたっていうだけのこと。

ですから日本中がみんな大絶賛てことはないんですけど、

あたしと同じような感覚をお持ちの方もいらっしゃるようで、

梅原猛さんの本はなかなか人気があるようです。

今回の「古事記」の前に「地獄の思想」や「塔」を読んでいました。

とくに地獄の思想は面白かったぁ。

思想の系譜が脈々と現代にまでつながって、

太宰治宮沢賢治なども影響を受けているって書いてあったような…。

なんせ古い話なので

「衝撃的に面白かったんだけんね!」

「ホントだったらホントだけんねっ!」

くらいの感想しかいえないあたし。

「細かい内容なんてすっかり忘れちまってるじぇ〜、文句あっか!」

的にちょっとけんか腰になっちゃいます。

だって、確かに読んで感激したのに

「ではその内容を250字以内で述べよ」

なんて問題を出されても

「なんかぁ、地獄の思想ってタイトルがいかしててぇ、

読んでみたらすっごく面白くてぇ、

すっかり虜になっちゃったカンジぃ」

って一昔前の女子高校生のような回答になっちゃうんです。

昔から記憶力には自信がなかったけど、

具体的にほとんど思い出せないという現実に少々愕然としております。

 

で今回の「古事記」ですが、

本書の前半は古事記の現代語訳。

神様の名前がややこやしくて、これまた覚えられませんが

そんなことは大切なことではありません。

本書の主軸は後半の古事記の解釈です。

なぜ、いかなる理由でこの時期に古事記が作られたのか、

その目的を大胆な推論で展開していきます。

ネタバレになっちゃうからこれ以上詳しくは書きませんが、

日本という国の成立に必要な

作為的な目的があったと著者は論じます。

大胆な仮説こそが「梅原日本学」などといわれる所以です。

またアイヌ語と日本語の類似性にも言及していて、

資料的に数は少ないですが

可能性はありそうだなと思わせてくれる1冊でもあります。

もしも、曾野綾子さんの本を読もうか

梅原猛さんの本を読もうか迷っていられるのなら、

あたしは一も二もなく

梅原猛さんの本を読まれることをお勧めします。

それにしても、

今夜のおフロの友はどの本にしようかな。

えっへっへ。

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