kunbeのあれこれ雑記帳

日々の暮らしの中で感じたこと思ったことを、わかりやすく、おもしろく、それなりに伝えようと思います。

カタカナ言葉にうんざりなのね

 

世の中には大変にそそっかしい方がいらっしゃいます。あたしもその一人。

あわてん坊な上に早とちり。おまけに知ったかぶりのもの知らずとくれば、

周りの方が巻き込まれて迷惑するのは目に見えております。

 

「申し訳ございません。会長はアポがない方とはお会いになりません」

「アポ? ああアポね。ちょっと待って…」

「そういう規則なものですからお引き取り…」

「いや、ちょちょっと待ってください。ね、ね…。ちゃんと名刺入れに入れたはずなんだ…。ホントさっきまであったんすよ。アポ。アポォっ!どこへ行ったんだよ。バカやろう。会社出る前に課長からも念を押されてたんだよ。忘れ物はするなって。なのにこのザマ。また怒られるよ。おっかないんすよ。今の課長。あっ、今の課長ってのは今野って名字じゃないんですよ。あはは。課長の名字は……。え〜っと、あれっ? なんだったっけ? い、今、思い出しますから、ちょっと待っててね。はぁ〜、課長の名字はっと。あっ、思い出した思い出した。横山だ横山。同僚がすぐ横やり入れるから横やり課長でいいよなって言ってたっけ。あはは。よかった思い出して。あ〜、すっきりしたね。……。で、何でしたっけ? あっああっ、アポアポ。アポね」

なんて受付嬢に口を挟む余地を与えず、

カバンの中に手を突っ込んで大声で呼ぶわ、

それでもラチがあかず、ひっくり返して中身をぶちまけるわ。

とうとう上着や靴まで脱いで「どこ行ったどこ行った」と

一人必死でしゃべりまくること3分。他人のことなんか目に入りません。

はぁはぁ息を切らし、額の汗をぬぐいながらひと言。

「すいません一緒に探してもらえませんか?」

 

まぁ、こんな方はいらっしゃらないとは思いますが…。

 

どうもこのところ、外来語って言うんですか、

妙なカタカナ言葉がずいぶんと幅を利かせているように思えていけません。

敵性語」教育の時代に生まれ育った両親の血を引くあたしには、

さっぱり意味不明です。

アポイントメントがアポイント。省略して「アポ」。

最近では一般的になっているようですね。

英語圏でもそういった省略形で使用しているのかどうかはともかく、

日本ではやたらと省略して使うケースが目立ちます。気のせいかな?

 

「アポも取らないでノコノコ来るんじゃねぇ、このアポっ!」

 

なんだかバカにされているみたいです。

 

仕事で訪れた企業では、受付のきゃわゆいおネエさんが

「アポイントはおありですか」。などと聞いてきます。

正しくはアポイントメントじゃバカたれ!

なんて思いながら「オー、イエス」と元気に答えて打ち合わせです。

 

「今回のプランニングのコンセプトをベースに、

 みなさんには思い切りユニークなスタンスでディスカッションしていただき、

 さらにアディショナルでオリジナルなプランにビルトアップしていただきたい…」

 

………。

はぁ? なんだって?

 

意識がもうろうとするあたし。得意満面の担当者。うっすらと笑顔です。

 

何だか上から目線。腹が立つわ!

 

【翻 訳】

「いいかお前ら、この計画概念をよぉ〜っく頭に叩き込んで独自の観点で話し合え。

 そして、もっとすんごい計画を構築してみせろ!」

 

ってことだそうな…。

 

 

 

あたしは日本語が好き!

ってゆーか日本語しか知らない!

その日本語だっておぼつかないのよっ!

 

敵性語を自慢げに使うお前らの神経がわからない。

うれしそうに。

言葉に出さなくても見てればわかるぞ。

ボクはこんなに外来語を使えるんだよって、言いたいんだべ。

 

ふん! いいもんいいもん。仲間に入れちゃんないから。

かっこつけやがって。お前の母ちゃんデ〜ベ〜ソっ!

 

時間も予算もタイトなのでこのタスクはお断りとなりました。

                                 ※使い方間違ってないかな?

はぁ〜、よかった。

 

みなしゃんは、日本語を大切にしましょうね。

おしまい。