kunbeのあれこれ雑記帳

日々の暮らしの中で感じたこと思ったことを、わかりやすく、おもしろく、それなりに伝えようと思います。

彼氏までついてきちゃったよ〜!

あたしの車は5人乗り。後部座席が3人掛けです。

でも、実際に3人座るとチョー狭い! 

ガリガリ君専用シートです。

それでも妹家族3人を空港まで迎えに行き、

乗せて帰ることができる予定だったんです。

が、ここで番狂わせ。

どこでどうなったか知りませんし、知りたくもありませんが、

「彼氏も一緒に来るんだって」

カミさんがぽつり。

 

「バカモンっ!! こっ、婚前旅行などけしからん! 

            わしの目が黒いうちはじぇったい許さんっ!」

 

そこいら中につばをまき散らかして磯野家の波平さんに変身です。

西洋で生まれ育った娘は、どうしてそうなんでしょうか。

同性のお友達とってのなら理解できますが、彼氏だよ、恋人だよ。

ホントにそんなんでいいの?

親も親だよ。

そんなふうに思っちゃいます。

あたしが古いの?

 

あとから聞いたら別に結婚することが決まったわけでもなくて、

ただ一緒に旅行したかっただけなんだって。

 

「なおさらよくないっ! そんな娘に育てた覚えはないっ!」

 

これがあたしの娘だったら、

怒鳴り散らして星一徹ちゃぶ台返しです。

断固阻止していたはず。 …かな? 

よかったわぁ、娘がいなくて。

 

定員5人の車に6人を乗せることはできても、

してはいけないってのが我が国のルール。

遵法精神に富んだあたしには、当然のことながら法を犯すことはできません。

 

「したら迎えに行っても乗れないべや。どうすんのよ」

「三男坊が行ってくれるんだって」

「なぬ!」

 

三男坊は、今年乗り換えばかりの8人乗りの中古のワゴン型車に乗っています。

燃費が悪く、ガソリンばらまいてるってぼやきながら…。

あたしと同じまちで働く社会人です。

そこそこの給料はもらっていると聞いていますが、

会えばいつもお金がなくてピーピー言ってます。

 

「はは〜ん。オフクロから大枚ぶんどる気だな」

あたしはすぐにピーンときました。

オフクロもかわいい孫に言われると、

すぐに目尻を下げて1万円を渡してしまいます。

 

「ばあちゃん、俺だけど…。今月めっちゃ厳しいんだよね」

「ばあちゃん、俺だけど…。函館に彼女と出かけるんだよね」

「ばあちゃん、俺だけど…。お金ちょうだい」

「ばあちゃん、俺だけど…。毎月の集金です」

 

なんだかんだの「おれおれ詐欺」野郎。

 

離婚して離れて暮らしてからも、オフクロんち通いは継続中です。

いい金づるだもんね。 ったく…。

オフクロもオフクロだよ。

年金暮らしなのに…。

えへへ。そんなに余裕あるなら、少しくらいあたしにもください。

 

なんやかんやで三男坊が迎えに行き実家へ無事到着。

 

「ナイストゥミーチュー」「ハーイ」などとチョー片言でごあいさつです。

娘の彼氏とも。

彼は「マイコゥル」という名前。

日本人的発音ならマイケルね。

がっしりしてて大きくてハンサムではないけど優しそうなヤツです。

娘と仲良さげにくっついちゃってさ。

 

 「ここはニッポンだから年頃の男女が体を

         少しでもくっつけると問答無用で逮捕されるぞ!」

 

って言いたかったのよね。

 

勇気を出して小さな声で言いました。

日本語で………。

 

だって、英語でどう言えばいいのよ!

わかんないわよっ! 誰か教えて!

自分に腹が立ちます。

妹家族が来るとホントいつもこんな感じ。

 

言いたいこと話したいことはいっぱいあるのに、

ほぼ100%話せない。

 

妹がそばにいるときだけ通訳してもらって少し理解できるけど、

毎回スピードラーニングしとけばよかったって後悔ばかりです。

そんな環境の中で、英語が通じたときはめちゃめちゃ感激します。

でも、返ってくる言葉が理解できないことが多くて、

またまたせつなくなっちゃうんですけど…。

やっぱ、スピードラーニングかなぁ…。

 

翌日は恒例のあたし主催の晩餐会。 

 

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居酒屋の一室で「飲めや歌え」の大宴会です。

あっ「歌え」はなかったわ。

 

「好きなもの飲んで食べて楽しんでね」って言っても

日本人なら遠慮ってものがあるでしょう。

最近はそうでもない人間が増えているのかもしれないけど。

あたしの勤め先のヤツらだって安いものを注文したりして、

あたしの顔色伺ってるもん。

 

でも、あいつらにはそれがまったくないんです。

 

ホント好き放題に注文しまくりやがってさ。

妹もいつの間にやら彼らに毒されて高額メニュー中心にオーダーしたりして。

あたしの顔を見て「ニヤ」って笑いやがんの!

にっくたらしいわぁ!

 

言葉は通じないけど、やっぱなんともいえない親近感があって

お互いになんとかコミュニケーションを図ろうとします。

お酒の力も借りて大袈裟なジェスチャーなんかも出てね。

けっこう大声で笑いあったり、それはそれなりに楽しめました。

ロバートも妹も喜んでくれていたみたい。

娘とマイケルも。

あたしもカミさんも楽しかったわ。

支払いするまでは…。

 

今月はあたしんところはチョー緊縮財政です。

トホホホ…。

 

翌日には、彼らは沖縄の石垣島に向かいました。

ゴージャスなバケーションですわ。

いつの間にブルジョワの仲間入りしてたのさ。

セレブだったの?

飛行機はファーストクラス?

 

ではないようですが、リッチだね。うらまやしい。

 

やたらとカタカナ言葉連発だね。

 

石垣島のあとは和歌山県のアドベンチャーなんちゃらでパンダを見るんだって。

 

やるなロバート。あたしより稼いでるな。お願い少し寄付して。

 

来週、再び実家に戻る予定です。

最後の晩餐はロバート主催。

たっかいもんばっかり注文しちゃるかんな! フンっ!

 

でも気のいいヤツなんだよね。

 

妹をもっと幸せにしろよ!