kunbeのあれこれ雑記帳

読んでくれた人がクスッと笑えるような事柄を、時には事実に基づき、時にはウソ八百を書き綴ります。

無駄話シリーズ第1弾 北海道の読めない地名

あたしは学生時代と20代の一時期を除いて長いこと北海道に住んでおります。

冬が非常に厳しいことを除けば大好きな大地ですが、それなりに不満もあるんです。

その一つが「地名」。

読めない地名が多くて困るんです。

あたしがおバカだから、ということも当然ありますが、

他の道民もけっこう苦しめられているみたいなんです。

テキトー当て字地名問題。

 

原因ははっきりしています。

幕末から明治大正時代にかけて、北の大地に夢とロマンを求めて入植した

大勢のご先祖様たちが、先住民族であるアイヌの人たちがつけていた

アイヌ語の地名に、テキトーな漢字を当てちゃったためです。

絶対そうに違いありません。だってホントにゆるゆるの当て字なんです。

似た音や雰囲気があれば「いんでないかい」と採用しちゃったみたいで、

そのため、その漢字の通りに読んでも、

そこの地名にはならないという現象が起こります。

地元民はそんなもんだと思えば済みますが、

観光で訪れる人たちは、ヘンテコリンな地名に

困っているんじゃないかと思うと胸が痛みます。

「こったらテキトーな地名がついた北海道なんかに二度と来るもんか!」

と北海道が嫌われて観光客が来なくなったら、

本土の植民地的な色合いが強い北海道には、

致命的な打撃となります。地名だけに

なんちゃって。

 

まあ、そんなことを本気で心配しているわけではありませんが、

「へぇ、この字でこう読ませるんだ」的な地名は笑っちゃうやら情けないやら。

どうしてこんな字に決まったんだろうと不思議に思う今日この頃。

皆様いかがお過ごしですかって具合になっちゃいます。

これ以上ヘタクソな文章で説明してもわかりづらいと思うので、

実際の例を挙げて説明しますね。

何がいいかなぁ

あ、そうそう、全国的に知られていると思われる北方領土

択捉(えとろふ)を参考に見てみましょう。

「択捉」「択」は音読みでタク、訓読みでえらぶ、です。

「 捉」は音読みでソク、訓読みでとらえる、です。

これでどうしてエトロフと読めますか?

どこにエトロフが見えますか?

ってことになりますでしょ。

ね、あたしが言いたいのはそういうことです。わかっていただけたでしょうか。

択捉の場合もそうですが、北海道内のアイヌ語地名に当てた漢字地名との間には

意味的な関係性はないものがほとんどです。

ですから字面(じづら)からその土地の情報などは、一切わかりません。

また、中には見たこともないような難しい漢字を当てたものもたっくさんあります。

きっとそんな地名の名付け親は、底意地が悪くて性格の歪んだ

あたしみたいな嫌われ者だったに違いありません。

だって、あたしにその土地の命名権があったら、

きっと分厚い漢和辞典を引き引き、

とにかく画数の多い漢字を選んで

これなら誰も読めないだろうって地名を付けるはずですから。

ホント嫌な性格なのね。ウヒヒ。

 

そこで今回はあたしが読めなかった、

もしくは知らなかった北海道の難読地名をピックアップして

みなさんに教えてあげちゃいます。

うふふ、うれしいでしょ。

①相内で愛のない生活を送るのだ

まずは簡単な漢字を使った地名から出題します。

「相内」。ね、画数も少なめな簡単な漢字でしょ。

さぁ、ちゃんと読めたかな?

「そうない」「あいない」「あいうち」「そううち」などはみんなハズレだかんね。

これは「アイノナイ」と読みます。「の」に当たる漢字はなし。

素人には難しいですよね。

「相」と「内」の文字間に何かが隠されていると

コナン君ばりに推理しなければわからないという難問です。

現在の北見市内にあるアイノナイの地名の由来は、

アイヌ語で「アイヌ(人)・ナイ(川)=人のいる川」という意味なんだとか。

アイヌナイが変化してアイノナイになったんですかね。

日本語でアイノナイって聞いたら

〝結婚20年、すっかり冷えきった夫婦関係。

夫は会社の女の子と不倫中。妻は陶芸サークルの講師と不倫中。

夫婦の間にはすでに愛はかけらも残っていなかった。〟

みたいなことを連想しちゃいますよね。

行ったこともないくせに、あたしんとこも以前は愛のない生活だったから、

妙に親近感が湧いちゃいます。

 

アイヌの人々は、その土地の状態や状況を地名にすることが多かったようです。

ですから生活に密着していた川にまつわる地名がたいへん多くつけられていて、

「ナイ」や「ベツ」(どちらも川の意味)がつく地名がたくさんあります。

和人は基本的にはアイヌ語の音に漢字を当てたはずですが、

よくこんな組み合わせを思いついたもんだと感心する地名もあります。

②四六時中強制的に食事。呪われた地域は存在する!

というわけで「又飯時」です。

どう読んでも「まためしどき」ですよね。

かあちゃん、今ご飯食べたばかりだよ!

そんなに何度も食べられないよ!

もう、お腹破裂しちゃうよう!

……。今日も子供たちの悲鳴が響く地名を想像してしまいます。

何度食事してもすぐに食事の時間になってしまい、

ここに住んでいる人はみんなおデブちゃんになってしまうという

呪いがかけられた恐ろしい地域「又飯時」……なはずありません。

正解は「マタイトキ」

釧路町にあるこの地名は、アイヌ語の「ワッカ・タ・エトク」(水を汲む源)に

由来しているそうです。ウィキペディアにはそうあります。

「わっかたえとく」が「またいとき?」。

おいおい字数が減っちゃったし、語感も全然違ってるよ。どうなってんの?

しかも音にいたっては「タ」と「ト」しかかぶってないし

どうしてこれが許されたの? ナゾばかり残ります。

今となっては「どうして?」って考えても仕方ありません。

こうなったからには笑っちゃえばいいんです。バカな当て字をしあがったなって。

③白人は白人であって白人ではないって、どゆこと?

続いての登場は「白人」です。ハクジンとは読まないわよ。

シロヒトでもないわ。シロトはちょっと近づいた感じかな。

うふふ。読めました?

白人と書いて「チロット」と読みます。

あたし、この感覚はけっこう好きかも。

苦しまぎれ感が出てて笑っちゃいます。

「白人」は十勝地方の幕別町にあるそうな。

アイヌ語の「チロ・ト」(鳥の沼)より」とわれらがウィキペディアさん。

鳥の沼ですから鳥ばかりかもしれませんが、

白人もチロット見かけるかもしれません。

④弱い犬ほど良く吠える、イッチョマエに強がるけれど…

「俺様のバックには山口組の若頭がついてんだぞ!」

「全員コンクリート詰めにして河原に埋めてもいいんだぞ!」

いきなりで失礼しちゃいましたが、

こんなふうにいきがってばかりいる地域名があるんです。

それがここ石狩市岩内郡共和町にある「発足」

昔、国語の授業では「ほっそく」と習ったはずですが、

今では「はっそく」というんですね。

じぇんじぇん知らなかったあたしです。

あらら? 地名とは関係ありませんでした。

でも発足と書いてこの地名は「ほっそく」でも「はっそく」でもありません。

答えは「はったり」

けっして口先ばかりの人々が住んでいるわけではありませんからね。念のため。

アイヌ語の「ハッタル・ウシ」(淵があるもの)に由来してるんだって。

あたしだったら「初樽牛」くらいにつけるけどな。

本家じゃハッタしか合ってないし、ウシは放牧から逃げて行方不明だし…。

いいのいいの気にしない気にしない。

⑤男の楽園、巨乳の宝庫。一度は行きたい場所がある

ここらで男性が好きになる地名を一発。

厚岸町にある「愛冠」

読める人います?

今までの流れでいけば、アイカンじゃないことはわかるよね。

似た地名に「新冠」があります。こちらはニイカップと読みます。

そう。愛冠は「アイカップ」と読むんです。

ちなみに、I(あい)カップとはトップバスト(一番出っ張っている部分)と

アンダーバスト(乳房の下)の差が30㎝以上32.5㎝未満のカップサイズのことだって。

よくわからないけど、かなりのボインちゃんということは想像できますが、

この地域が巨乳の宝庫という保証にはなりません。

アイヌ語の「アイカプ」(矢が届かない)に由来しているんだって。

でかすぎるボインには、矢なんて歯が立たないわけね。

だけど、男の下半身は立ちまくります。

なんちゃって。えへへ、失礼いたしました。

⑥ドラマチックな物語を秘めた地名だといいな

次はちょいと勇ましい地名を紹介します。

釧路町にある地名の「初無敵」

漢字の字面から受ける印象とは全然違う意味の

アイヌ語で「ト・ウン・テㇰ」(沼であるような)に由来するそうです。

でも、この当て字はアイヌ語の語感の雰囲気が少し似ています。

ハツムテキではないけれどト・ウン・テㇰと似た語感。

「ソンテキ」と読むそうな。

テㇰのところが敵になったのね。初も「そ」と読めるし。

想像してみると、沼であるような土地に開拓に入った男たちが

ヒグマと戦い、厳しい冬と戦い、根が深い木々と戦い、

農地を切り拓いて苦労を実らせた時、

「俺たちは無敵だ」と誇らしげに言ったのかもしれないな、

なんて開拓の凄まじさを思い描いてしまうのはあたしだけでしょうか。

何かドラマチックな物語があったとすれば、この当て字もうなずけます。

⑦忍者も悲恋も関係なし。ちょっぴりエッチな意味合いが

運河で有名な観光地「小樽」には忍びの路があります。

かつて忍者たちが切磋琢磨した修行の場「忍路」

初めて出会った時には、忍者関連かと思いました。

でも許されない愛を貫く忍ぶ路の方がオモシロイかもしれません。

借金のカタに取られ身売りされた美人の娘。

金持ちの旦那に身請けされて囲われ者になっています。

その娘には同郷に結婚の約束を交わした若者がいました。

旦那の目を忍んで、娘は若者と密会を重ねます。

しかし、ある時ついに旦那に知られてしまいます。

怒った旦那は娘を土蔵に閉じ込めて外から鍵をかけ一歩も出られないようにしました。

落胆した娘はついに七日後、舌を噛み切って命をたち、

若者は密会場所で首を吊ってしまう…。

なんてストーリーは、この地名にはみじんも関係ありません。

どだい読み方も全然違うし。

みなさんは読めますか? 「忍路」

これで「オショロ」ってどうやって読む?

どうしてこの漢字?

あっ、しまった。また〝どうしてなぜなぜ病〟が発症しちゃった。

納得はいかないけど、あきらめるしかないのね。

でもさ、やっぱ忍(しのぶ)って書いて「オショ」はないよね。

あまりにひどすぎない、この当て字。そう思うでしょ。

ちなみに「オショロ」はアイヌ語地名とまったく同じ読み方なんです。

もひとつちなみにアイヌ語でオショロは「お尻のようなくぼみ」のことだって。

おじさんは胸よりもお尻派だから、どんなくぼみなのかメッチャ気になるぞー!

こういうのはすぐに女性の体に違いないと考えてしまう悪い癖が治りません。

女性のお尻を見るとつい触ってしまう根っからのスケベなのね。

オショロしぃ男なんです。なんちって。

 

疲れてきたから今回はこの辺でお開きとさせていただきます。

最後までお付き合いくださったみなさん、ありがとうございます。

チラッと覗きに来てくれた方にもお礼申し上げ、

またのお越しを心よりお待ちしております。

 っていっても、書く頻度がどんどん低下しちゃってるよなぁ…。

 

あのさ、一回こっきりの行きずりの関係じゃなくて、

何度来てくれてもいいんだよ。

なんだったら、以前の記事を読んでくれてもいいんだけどなぁ…。

でもこの内容じゃそうそう望めないか…。

 

ううう、今さら愚痴ってもしょうがないわ。

よっしゃ、次回はもっとオモシロイこと書いちゃるわいっ!

 

そんなわけで次回に続くのだ。

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