kunbeのあれこれ雑記帳

日々の暮らしの中で感じたこと思ったことを、わかりやすく、おもしろく、それなりに伝えようと思います。

芝桜とウバ桜(上)

大空町芝桜

 

5月16日と17日の土日を利用して、東藻琴村の芝桜を観てきました。

東藻琴村は2006年(平成18年)に女満別町と合併して

大空町」になっています。

道東の町の名前が「大空」なんてのは、

いかにも北海道って感じでよろしゅおすなぁ。

「果てし〜ない〜大空とぉ〜」

松山千春さんの歌を口ずさみたくなります。

この町に「芝桜公園」があって

公園を包み込むように

丘の斜面いっぱいに見事な芝桜が咲き誇っているんですね。

こんなにすごいとは思わなかったし、

芝桜といえば滝上町しか知りませんでした。

ホント知らないことが多いわ。

思いっきり咲き誇っている芝桜ですが、

いったいどれだけ植えればこんなに見事になるんでしょう。

植栽面積は10ヘクタールもあるんですって。

1ヘクタールは100メートル×100メートル=10,000平方メートルですよね。

芝桜はひと株20センチほどです。

おおざっぱに計算すると一辺1メートルに5株、

1平方メートルには25株ですね。

10平方メートルで250株、

100平方メートル=1ヘクタールには2500株

植えられていることになります。

10ヘクタールはその10倍ですから

25000株にもなるんじゃないでしょうか。

計算合ってるかな?

自信はないので他言無用ということで…。

それをそもそもはたった一人の青年が始めたってんですから、

すんごい人っているんですねぇ。

www.shibazakura.net

に詳しく記されています。

あたしなんかは、

5、6株も植えればすぐヘコタレールになっちゃいます。

10ヘクタールなんて絶対にできっこありませんし、

もちろんやろうとも思いませんですけどね。

 

■少しだけ 妹のこと

 

あたしにはイギリス人と結婚してロンドンで暮らしている妹がおりまして、

ここ数年、年に1度里帰りします。

80歳を過ぎるオフクロのことを気遣っているんです。

口には出しませんが、

元気でいるうちにたくさん会っておこうという配慮なのでしょう。

優しいな、妹よ。

なんせ日本に来るのに13時間もかかるそうですから、

オフクロにもしものことがあっても、そう簡単には来られません。

20代前半で渡英してますから、

イギリス暮らしの人生の方が長くなっちゃいました。

よくやってるな、すごい女だなって思います。

旦那は物書きを生業としていて、

映画俳優などの芸能人のことを伝記風にまとめたものを出版しているようです。

処女作は「ポリス」の「スティング」でした。

この本だけはどういう訳か日本語版も出版されていて、

あたしにも1冊くださいました。

ただ、スティングに興味がなかったので、きちんと読んではいません…。

今では本棚の肥やしになっちゃってます。

ごめんね。

そのほか、映画の「007」シリーズで大スターになった「ショーン・コネリー」や、

あたしが大好きな映画「ラストサムライ」に主演していた「トム・クルーズ」の

本も出していたように記憶しています。

「本当にそれで飯が喰えるのか」

と初めは疑問符だらけでした。

妹がだまされているんじゃないかって。

でも、いろんな雑誌などにも書いていて、

それなりに評判がいいようなんです。

そう言うことが判ってくると、なんか

「うらやま〜」

です。

少し

「ねたまし〜」

くもあります。

「おいらだってショーセツカになりたかったんだじょぉっ!、ちぇっ」

って感じです。

でも彼自身、特別なコネがあった訳ではないようなので、

必死で努力したんでしょうね。

なんせコミュニケーションが上手くとれないので、

インタビューもままなりません。

少しでも意思の疎通ができるように

「ああ、スピードラーニングしなきゃ」

と彼らが来るたびに思うのですが、

帰っちゃったら気が抜けて、

結局何もやらずじまい…。

もう何十年も繰り返しているんです。

そんなもんだよ、だめ人間は。トホホホホ…。

今では収入に波はあっても、

それなりに食っていけるようになっているようですから、

ホントにすごいと思いますし、よかったなぁとも思います。

2年に一度は妹家族が日本に上陸します。

物書きの旦那と大学生の娘は、

日本語をほぼまったく話せません。

あたしどもは英語をまったく話せませんから、

受け入れるたびにパニックになります。

なんせヨーロッパのお休みは長いですから、

来る日も来る日も彼らがいるんです。

コミュニケーションが取れない外国人と、

毎日のように顔を合わすのはかなりのストレスで、

帰国する頃にはノイローゼになる一歩手前です。

一応、妹が通訳をしてくれますが、

愛想笑いばかりの数週間になっちゃうんです。

困ってるのに日本人てなんで笑うんでしょう。

不思議ですね。

しかも彼らにこびるように…。

ホントかっこ悪いぜよっ!

でも、今回は妹一人ですから、

すんごい気楽。

いつでも帰ってきていいけんね!です。

 

■のんびり途中下車の旅

 

さて、大空町はあたしが住んでいるところから、片道およそ340キロ。

高速道路を使っても5時間かかります。

年老いたオフクロと妹、そして助手席にカミサンを乗せ、

土曜日の勤務終了後に出発です。

今週は釣りができないと思うと、

残り少ない後ろ髪が引かれる思いでしたが、

彼女たちのうれしそうな顔を見ていると

自然と気合いが入ります。

天気は上々、全員うきうき。

とくにオフクロが喜んでいて、普段の50倍ほど饒舌になっていました。

そんな顔を見たら

親不孝なバカ息子もルンルンしちゃいます。

久しぶりの長距離運転。

一気に大空町へ行くことも可能でしたが、

少し余裕を持って行きたいということで、

帯広市に近い十勝川温泉で一泊することにしました。

こちらから目的地までのちょうど中間地点になります。

ホテルの近くのラーメン屋さんで午後8時30分に夕食。

ここは十勝川温泉の笹谷ホテル駐車場内にあるお店で、

カミさんがスマホで検索して見つけました。

外観は料亭のような雰囲気、中に入るとラーメン屋さんという、

ちょっと変わった佇まいのお店でした。

つけ麺が人気のようで、

あたしは醤油味をいただきました。

麺の太さが選べるのもうれしかったですね。

カミさん以外はみんな細麺。

自分の体型に合わせた訳ではないと思いますが、

カミさんだけが太麺です。

ま、体型に合わせて選ぶなら

あたしも太麺になっちゃいますが…。

味もよくていい店でした。

機会があればまた行きたいと思います。

お客さんがいっぱいいたからきっと人気店ですね。

食べることに集中していたので、

店名も写真撮影も忘れちゃいましたが…。

あっ、そうそう店名は『田楽』でした。たしか。

オフクロが

「おでん食べるのかい?」

って聞いてきたのを思い出しました。

ラーメン屋さんじゃないような店名ですよね。

不思議な店だったなぁ…。

 

午後9時30分にホテル到着。

あたしと妹は初めてのモール温泉です。

部屋で着替えて早速大浴場へ。

女どもは肌がすべすべになると大喜び。

あたしは別に肌がすべすべにならなくても平気でしたが、

どんなお湯なのか興味津々でした。

でも、たまたま同じ時間帯に入浴していた

小学生くらいの子供が1人、やたらとハイになっていて

めちゃめちゃうるさいんですわ。

怒鳴りつけてやろうかとも思いましたが

「こいつも楽しんでいるのだから」

と大人げない行動はどうにか慎みました。

でもさ、親がすぐ近くにいるのに一言も注意しないんでやんの。

「最近の若い親は…」

なんて、すっかりじじいの心境です。

ひ弱そうな親だったので、

なんまら鋭い目を向けましたけど、効果はゼロ。

不思議とあたしの行くとこ行くとこについてきて、

奇声を上げるもんですから、ついにガマンの限界。

露天風呂でやおら立ち上がり、ガキをにらみつけ、

きびすを返すと浴場をあとにしたのでした。

ちょっとだけ驚かせてやったぜっ!

ざまぁみろっつーの!

でもたった30分しかいられなかった…。

ちっくしょう!

 

あたしの作文は長い駄文が特徴ですが、

あまりにも長くなりそうなので次回へ続かせていただきます。

今回も懲りもせずに読んでいただき、ありがとうございます。

後半には写真も載せるからね。