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kunbeのあれこれ雑記帳

読んでくれた人がクスッと笑えるような事柄を、時には事実に基づき、時にはウソ八百を書き綴ります。

■釣れないお魚 サケの話

今はもう秋。

誰もいない海。

知らん顔して

人がゆきすぎても

私は忘れない

海に約束したから

つらくても

つらくても

死にはしないと

 

って、むか~し昔大ヒットした

トワエモアの名曲ですが、

誰もいないといいながら、

「人がゆきすぎる」って、

矛盾してるやんっ!

 

■気分は八つ当たり

 

おいっ!コラッ!

作詞した山口洋子

テキトーな詩を書くんじゃねぇっ!

えっ?、

あの超有名な作詞家の山口洋子さんとは同姓同名の別人?

あっ、そうなの。

ならしゃあないね。

……。

んなことあるかい!

有名だろうと無名だろうと

矛盾した詩を書いていいってことにはならないわよっ!

世の中なめてんじゃねぇぞっ!

おじさん怒ってんだからね。

プリプリプリプリ。プンプンプンプン。

 

実は八つ当たりしたくて仕方がないんです。

サケがさっぱり釣れないんで。

 

■釣人は大漁です

 

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この川の河口が釣り場です。

あたしが行く秋の海は人でごっちゃごっちゃ。

 

「今はもう秋

サケしかいない海」

 

あ~、そんなところで釣がしてぇっ!

 

群れをなして押し寄せるサケを狙って、

夜も明け切らないうちから、

オヤジたちも群れをなして

我れ先にと河口目指して走ります。

あたしも含めて、おバカなオジサンたちが

毎日のようにお祭り騒ぎ。

特に祝日や土日は勢力争いが激しく、

この間のシルバーウイークも連日の仁義なき戦いでした。

目が異常に血走ったオジサンたち。

響き渡る罵声怒声嬌声奇声悲鳴哀願懇願悲願無情。

阿鼻叫喚魑魅魍魎曖昧模糊優柔不断意味不明。

 

地獄絵図です。

 

「そこは俺の場所だぁっ!」

「やめろぉ~!そこだけはやめてくれぇ~!」

 

大の大人が子供より“たち”が悪くなる季節。

そう、それが北海道のサケ釣りの季節です。

 

■釣り場に広がる殺気の連鎖

 

みんな殺気立ってます。

河口は釣人が肩を寄せ合うどころか、くっついちゃってます。

一見、仲が良さそうに見える光景ですけど…。

実際は友人知人以外はすべてが敵。

戦々恐々で周囲ににらみを利かせているんです。

朝マズメの激混み時に釣り糸が、

ほかの釣人の釣り糸と絡み合おうものなら

一触即発絶体絶命仕掛寸断釣竿損壊時折暴力所業鬼畜南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏

ってなことになります。

釣り糸以上に人間同士が絡み合うなんてこともしばしば。

まぁ、混んでるからよく絡むんだわ。ホント。

あっちこっちで怒鳴り合いです。

 

最近は若いアンちゃんやおネエちゃんが増えて、

さすがにおネエちゃんに絡むオヤジは見たことないですが、

アンちゃんとオッチャンの決闘なんてのは、ちょくちょくあります。

 

ホントに殴る蹴るまではいかないようですけど…。

 

すんません。

かなり大げさに書いちゃいました。

 

実際はそんなことありません。

たまにしか…。

 

………。

 

みなさん仲良くやってます。

 

あたしは非力なフヌケですから、

釣人がごった返している、そういう場所には参りません。

 

ブオトコも金と力はなかりけり。です。

 

恐ろしいと分かっている場所には近寄りません。

おっかないもんは嫌い。オッパイないもんはもっと嫌い。

ってタイプです。

どんなタイプ?

 

■規制河川と非規制河川

 

サケ釣りには河口規制ってのがありまして、

たぶん上流の人工ふ化施設で採卵する河川は、

河口から右岸うん百メートル左岸うん百メートルは

サケ釣りをしてはならないという決まりがあるんです。

規制の範囲は河川の規模や遡上するサケの量などによって違うようです。

一方で自然産卵河川はあたしの知る限りでは規制がなく、

河口からのサケ釣りが堪能できます。

あたしが頻回に通う伊達市のはじっこの川も自然産卵河川で、

河口規制がありません。

もちろん川の中にいるサケを釣るのは御法度ですが、

河口に押し寄せるサケを一網打尽にすることは理論上可能です。

あくまでも理論上…。

 

悲しいことに、ほとんどのサケの野郎は、

岸寄りすると補食しなくなる生き物のようで、

河口にたむろするサケが食いのいいことはほぼありません。

憎たらしいくらいにルアーをよけて平然悠然と波に漂っています。

釣をやめて投網を打ってやりたくなります。

もちろん違法ですし、持ってないですけど。

 

時折、何かの間違いで

食い意地のはった群れが押し寄せることがあって

油断大敵なんです。

そうなると文字通りのお祭り騒ぎ。

河口は大変なことになっちゃいます。

仕掛けを投入するたびにサケが釣れます。

サケはだいたい4~5キロありますから、

1本釣るだけでもそれなりの力仕事です。

それが1時間で5本も釣れたら

足腰が立たないくらいの疲労です。

ヘロヘロでヨロヨロで全身が心臓がになって、

血液という名の快感物質が体中を駆け巡ります。

体中から激しい発汗。口元から一筋のヨダレ。恍惚の人です。

今までに何人もの恍惚の人を見てきました。

 

あたしがそうなれたことはまだありません。

チェッ!

……。

 

■4度目の正直に賭けるのだ

 

今シーズンはすでに3度、この河口に通いました。

痛恨のバラしが1回だけで、後はうんともすんともいいません。

 

サケの野郎、あたしのルアーを無視しあがって!

次回こそは釣ってやる。

じっちゃんの名に懸けて。

金田一少年か!

久しぶりの一人ツッコミ。

釣れてないから元気ないわ。

はぁ…。

溜め息ばかり。

 

えへへ。

でもね。

秘密兵器を開発中なのさ。

すっごいやつ。

うふふふふ。

 

詳しくは書けませんが

ルアー釣よりも効率アップは間違いなし。

これが完成すれば必ず釣れる。

いや、かなりの確率で釣れる。

たぶん釣れる。

きっと釣れる…。

 

うえ〜ん。

お願いだから釣れてくれぇ〜!

 

サケちゃん、あたしをサケないで!

4度目の正直に賭けるのじゃぁぁぁぁ!

 

んじゃね。

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