kunbeのあれこれ雑記帳

日々の暮らしの中で感じたこと思ったことを、わかりやすく、おもしろく、それなりに伝えようと思います。

イカ釣りの恐怖

 

今から10年以上も前のお話です。

 

そう、ちょうど5月の中旬でした。

翌日に休暇を取得したあたしは定時に仕事を上がり、

日本海側の神恵内(かもえない)村に向かって車を走らせました。

大好きな海釣りに行くためです。

前日までの大雨がウソのように晴れています。

日中の陽射しですっかり乾いた道路を、夕陽に向かって爆走しました。

 

目的の釣り場は、海のすぐそばの大きな橋の横の狭い空き地が駐車スペースで、

先客が1台止めていると、もう入れないという穴場的なところです。

幸い?なことに 交通ルールを大幅に無視できたおかげで、

夜の8時前には無事到着できました。

駐車場は空っぽ。薄明かり越しに見る釣り場には、誰もいないようでした。

急いで釣り用の防寒服上下を着込み、釣り道具を入れたリュックを背負い、

左肩には竿を入れたバッグをかけ、右手にはクーラーボックスを持って、

帽子に装着したキャップライトの明かりを頼りに、釣り場に向かいました。

橋の下へ向かう急な斜面を注意深く降り、岩場を歩くこと30分。

はぁはぁ息が上がり、すっかり汗だくです。

 

幸いなことに波も風もなく、海は穏やかでした。

 

同僚が急用で来られなくなり、あたし一人の釣行。

夜釣りでヤリイカ、明けてマガレイ、ホッケなどが狙えます。

しかもよく釣れるので、あたしの勤務先の釣りバカにとっては、

天国のような釣り場でした。

釣り座は定員3名。決して広くはありません。

ただ、平日のど真ん中には釣り人が少ない場所でした。

しけに弱いのか、すぐ近くの岩場が大丈夫でも、ここは波が乗っていることもあり、

行ってみないと分からないというのが唯一の難点でした。

 

さて、まずはイカ釣り。

これはテーラーという、端にトゲトゲの針がついたプラスチックの台に

小魚などを柔らかい針金で巻き付け固定するタイプの、浮き釣り仕掛けでやります。

基本、手で竿を持って釣りますから、軽めで柔らかい磯竿を使います。

イカは海藻に産卵するために岸寄りするそうです。

20メートルほど沖にある大きな岩と大きな岩の間の

イカがいそうなところにドッボーン。

仕掛け投入です。

この岩場は海藻が多く足下から深いので、とくに魚影が濃いのかもしれません。

電池で光る浮きが点滅しながら静かに揺れています。

するとすぐに浮きがパタっと横になったり、また立ったりを繰り返しました。

ヤリイカ特有のアタリです。

ヤリイカはマイカほど力がないのか、

浮きが沈むより、倒れたり、波に逆らってゆっくり動くことの方が多いのです。

海中で、テーラー仕掛けに抱きついてエサを食べながら泳いでいるヤリイカちゃん。

そんな姿を想像してしまいます。この浮きの動きが面白いんです。

 

きたきたぁっ!

 

緊張が走ります。あわてて引っこ抜いてしまうとイカが乗ってきませんので、

ゆっくりとイカの重さを感じながら一定のペースでリールを巻きます。

足下近くまで巻き上げたら、竿の腰を使って円を描くように抜き上げます。

ピュッピュッと海水やスミを吐きながら、ヤリイカちゃんが上がってきます。

スミを吐かせないやり方もあるそうですが、あたしは知りません。

 

釣れたらすぐにエサを確認。

 

イカのくちばしは強力なので、すぐにエサが食いちぎられてしまいます。

急いでエサを取り替え、再びドッボーン。

するとまたアタリ。入れ食いです。

夢中になって釣り続けました。

とうとうエサがなくなりイカ釣りは終了。

数えるとマイカ混じりで、52ハイの釣果です。

釣り始めて約2時間。

休みなく立ったり座ったりしていたため、太ももと腰が痛くなっていました。

釣っていたときは気づきませんでした。夢中だったのね。

 

ひと休みしたらソイ釣りをしよう。

 

そう思いながらタバコに火をつけ、見上げた空には満天の星。

天の川がとても美しく流れています。

水平線近くには漁り火も見えていました。

こんな気分は久しぶりです。

星空に吸い込まれていくタバコの煙を見つめながら、

 

釣りっていいなぁって、しみじみ思いました。

 

岸からでもスーパーで売っているのと同じサイズのイカが釣れるんです。

しかもめっちゃ新鮮。ヤリイカは刺身が絶品ですよね。

寄生虫アニサキスにさえ気をつければ、ショウガ醤油でいくらでも食べられます。

 

楽しいなぁ〜。来られなかった同僚の分まで釣れちゃったので超上機嫌です。

ふと降りてきた橋の斜面を見ると、キャップライトが一つ揺れています。

 

誰か釣り人が来たようです。

 

心が人一倍狭いあたしは、ちぇっと舌打ち。

せっかくの大漁場所を独り占めできなくなるのが悔しかったんです。

意地悪く投げ釣りの準備も始め、狭い釣り場を広く使っちゃいます。

ここで一番釣れると信じているポイントから竿を出し、

3方向に仕掛けを投入して、あの釣り人が入れる場所を狭くします。

さらに手竿のソイ釣りは、少し移動して〝あいつ〟が来る前に

少しでも多く釣り上げちゃおうと

キャップライトをチラチラ見ながら動き回ります。

めちゃめちゃ心が狭いでしょ。自分でもやんなっちゃう…。

 

でも釣人なんてみんなそんなものよ。

 

あたしだけ? かな…。

 

明かりは少しずつですが、着実に近づいてきます。

あと5分もすれば到着でしょう。

あ〜あ、大漁場所独占特別貸切も終了かぁ…。

ますます気分は暗くなります。

 

キャップライトはどんどん近づいてきました。

どんなヤツなんだろう。怖そうなヤツじゃなきゃいいな。

ばかでかくて腕力強そうなヤツじゃなきゃ、こっちから挨拶しようかな。

なんて考え始めていたんですが、

気がつくと光は、あたしから20メートルほど離れたところを横に移動しています。

 

? ? ? ?

 

なんか違和感。

キャップライトは、あたしがいるところから平行移動しているんです。

そっちは海じゃね? なにしてんだろう?

不思議に思って見ていると、キャップライトは海に向かってどんどん進みます。

 

落ちるよ落ちるよっ! 落ちるって!

 

あたしは声を上げていたかもしれません。

ドキドキドキドキ。

心臓が激しく高鳴ります。

すでにキャップライトは明らかに海の上を歩いています。

 

ナンダナンダナンダっ!

 

すぐには事態が飲み込めませんでした。

次の瞬間、パチッと光ってキャップライトは消えました。

 

げげげげげっ! ぎょえええええええ〜っ!

 落ちたよ、落ちたぁ! 落ちちまったぁっ!

 

震える足でキャップライトが進んだ近くまで行ってみました。

 

やはりそこに地面はありませんでした…。

 

 静かな海に静かな波が揺らいでいるだけ。

何事もなかったように静寂に包まれています。

 

なっなっ、なんだったんだっ。あたしはオロオロ。

念のため、キャップライトで海中を照らしてみたものの、

何も見えませんでした。

 

そういえば…。見えていたのは光だけ…。

岩場を歩く足音も聞こえていたのかどうか分からなくなりました。

あたしが勝手にキャップライトだと思い込んでいたのかもしれません。

見えた高さは明らかに人の身長の範囲だったと思います。

でも、体が見えていた記憶はありません。

星明かりがあるとはいえ夜ですから、視界は10メートルもなかったと思います。

 

ゆ、ゆうれい………?

 

そう考えた瞬間、体中から血の気が引きました。

あ、れ、は、ゆ、う、れ、い、い、い、い………?

 

いても立ってもいられず、釣り道具を片付け始めます。

 

こんなことなら投げ釣り道具なんて出さなきゃよかった。

後悔先に立たずです。

恐怖に手が震えてうまく道具がしまえません。

仕掛け入れをひっくり返すわ。オモリをぶちまけるわで、てんやわんや。

ようやく片付け終わり、急いで車に引き返します。

 

キャップライトは前しか照らしません。

聞こえるのは岩場を歩くあたしの足音だけ…のはず…。

でも、なにかが付いてきているような気がしてなりません。

 

後ろは真っ暗闇です。

 

追いかけられているような錯覚に見舞われ、

何度も振り向くので、何度もずっこけながら、必死で斜面を登りました。

おっかなくて生きた心地がしません。

来たときよりも大量の汗が体中から吹き出していました。

心臓が2、3個、口から飛び出たんじゃないかと思います。

転んだ弾みで右手には大きな切り傷ができていました。

 

それでもどうにか橋にたどり着きました。

 

案の定、駐車スペースにあたし以外の車はありません。

急いで防寒服を脱ぎ、エンジンをかけて脱出です。

フロントガラスにガバっと人の顔が出てくるんじゃないかとか、

バックミラーに恐ろしい形相が映るんじゃないかとか、

ホラー映画さながらの想像がふくらみます。

 

しばらく車を走らせて、ようやく落ち着きを取り戻しました。

タバコを吸うことも忘れていました。

とにかく遠くまで逃げたかったんです。

 

あたしが殺したわけでもないのに…。

 

もう大丈夫だろうと海から大分離れたところで車を停め、

自販機でコーヒーを買いました。

でっかい音で音楽をかけ口ずさんでも、どうしても考えてしまいます。

 

あれはなんだったんだろう?

 

やはり幽霊だったんだと思います。

あの釣り場で命を落とした釣人が現れたのではないでしょうか。

 

そうとしか思えませんでした。

 

なんのために?

一人で夜釣りは危険だよと知らせるためでしょうか?

それともあたしの大漁をうらやんで、

いっちょう脅かしてやれって、出てきたんでしょうか?

 

そういえば大漁だったな。ふふふ。

そのとき気がつきました。

 

クーラーボックス忘れた!

 

トホホホホ………。

戻る勇気も根性も気力も、あたしにはありませんでした。

 

ゆうれいのバカやろうっ!

 

何度も何度も頭の中で繰り返し叫びながら、むなしく帰宅したのでした。

………………………………。

 

それ以来、一人で夜釣りができない体になってしまいましたとさ!

めでたしめでたし。

クスン…。

 

余談です。

数年後、その釣り場は台風の影響で橋が落ちて消滅しました。

新しくできた橋は海から離れていて、

あまりにも釣り場から遠くなり過ぎました。

あたしたちが立っていた岩場も、

橋の残骸の下に埋もれてしまったといわれています。

 

あたしは、これも幽霊の仕業じゃないかって思っています。

危険な場所だから入れないようにしちゃおうって。

 

そんなことないかな?

 

いずれにしても、台風で落ちてしまうような橋のたもとで釣りをしていたんです。

今にして思えば幽霊より怖いかも。

 

無事でよかった。生きててよかった。ホントそう思います。

 

 

古い話ですが、あたしがあそこに忘れた

イカがいっぱい入ったクーラーボックス、

拾った方はご一報ください。

 

おしまい。

カタカナ言葉にうんざりなのね

 

世の中には大変にそそっかしい方がいらっしゃいます。あたしもその一人。

あわてん坊な上に早とちり。おまけに知ったかぶりのもの知らずとくれば、

周りの方が巻き込まれて迷惑するのは目に見えております。

 

「申し訳ございません。会長はアポがない方とはお会いになりません」

「アポ? ああアポね。ちょっと待って…」

「そういう規則なものですからお引き取り…」

「いや、ちょちょっと待ってください。ね、ね…。ちゃんと名刺入れに入れたはずなんだ…。ホントさっきまであったんすよ。アポ。アポォっ!どこへ行ったんだよ。バカやろう。会社出る前に課長からも念を押されてたんだよ。忘れ物はするなって。なのにこのザマ。また怒られるよ。おっかないんすよ。今の課長。あっ、今の課長ってのは今野って名字じゃないんですよ。あはは。課長の名字は……。え〜っと、あれっ? なんだったっけ? い、今、思い出しますから、ちょっと待っててね。はぁ〜、課長の名字はっと。あっ、思い出した思い出した。横山だ横山。同僚がすぐ横やり入れるから横やり課長でいいよなって言ってたっけ。あはは。よかった思い出して。あ〜、すっきりしたね。……。で、何でしたっけ? あっああっ、アポアポ。アポね」

なんて受付嬢に口を挟む余地を与えず、

カバンの中に手を突っ込んで大声で呼ぶわ、

それでもラチがあかず、ひっくり返して中身をぶちまけるわ。

とうとう上着や靴まで脱いで「どこ行ったどこ行った」と

一人必死でしゃべりまくること3分。他人のことなんか目に入りません。

はぁはぁ息を切らし、額の汗をぬぐいながらひと言。

「すいません一緒に探してもらえませんか?」

 

まぁ、こんな方はいらっしゃらないとは思いますが…。

 

どうもこのところ、外来語って言うんですか、

妙なカタカナ言葉がずいぶんと幅を利かせているように思えていけません。

敵性語」教育の時代に生まれ育った両親の血を引くあたしには、

さっぱり意味不明です。

アポイントメントがアポイント。省略して「アポ」。

最近では一般的になっているようですね。

英語圏でもそういった省略形で使用しているのかどうかはともかく、

日本ではやたらと省略して使うケースが目立ちます。気のせいかな?

 

「アポも取らないでノコノコ来るんじゃねぇ、このアポっ!」

 

なんだかバカにされているみたいです。

 

仕事で訪れた企業では、受付のきゃわゆいおネエさんが

「アポイントはおありですか」。などと聞いてきます。

正しくはアポイントメントじゃバカたれ!

なんて思いながら「オー、イエス」と元気に答えて打ち合わせです。

 

「今回のプランニングのコンセプトをベースに、

 みなさんには思い切りユニークなスタンスでディスカッションしていただき、

 さらにアディショナルでオリジナルなプランにビルトアップしていただきたい…」

 

………。

はぁ? なんだって?

 

意識がもうろうとするあたし。得意満面の担当者。うっすらと笑顔です。

 

何だか上から目線。腹が立つわ!

 

【翻 訳】

「いいかお前ら、この計画概念をよぉ〜っく頭に叩き込んで独自の観点で話し合え。

 そして、もっとすんごい計画を構築してみせろ!」

 

ってことだそうな…。

 

 

 

あたしは日本語が好き!

ってゆーか日本語しか知らない!

その日本語だっておぼつかないのよっ!

 

敵性語を自慢げに使うお前らの神経がわからない。

うれしそうに。

言葉に出さなくても見てればわかるぞ。

ボクはこんなに外来語を使えるんだよって、言いたいんだべ。

 

ふん! いいもんいいもん。仲間に入れちゃんないから。

かっこつけやがって。お前の母ちゃんデ〜ベ〜ソっ!

 

時間も予算もタイトなのでこのタスクはお断りとなりました。

                                 ※使い方間違ってないかな?

はぁ〜、よかった。

 

みなしゃんは、日本語を大切にしましょうね。

おしまい。

笑えるかな? ネットで見つけた画像10連発だよ

あたしの大好きなクスっと笑えそうな画像を集めてみました。

画像はすべて無断借用。笑って許してね。

 

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いつの間にかコーンスープはみそ汁の仲間になってたんですね。めでたしめでたし。

 

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首チョンパの血しぶき? 怖いもの見たさでついつい見ちゃいます。偶然の発見かなぁ。脱帽。

 

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ホントにあるのね、これ。どこで売ってるんでしょう。どんな味なの? カミさんが興味津々。

 

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ちんこの次は、まん……。ああ犬になりたい…。

 

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ある意味便利な虫。「おい、暑いから窓開けてくれ」。「ブーン」。

 

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あららぁ、やっちゃったぁ! 最高の位置に値札貼っちゃいましたね。買い物にきた奥様に大ウケです。

 

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う〜ん。給与にすんごい差がついちゃった。校正でも気がつかなかったのね。クライアントは激怒したのかな。広告代はいただけないわね。人ごとじゃないわ。気をつけようっと。

 

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すいません。すっかり寝坊して会社に遅刻しそうだったんです。あわててたもんで、ズボンはき忘れてセーター後ろ前でした。指摘されるまで気づかなかったわ。あれっ、靴もはいてなかったぁっ! いったんうちに帰ります。クスン…。

 

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ガマンにガマンを重ねた地主さんの決意表明ですか。そういわれても、ねぇ…。

 

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うぎゃぁっ! オラの畑からどえらいもんが出ちまっただぁっ! これはビックリするよね。人間の足そっくりだもん。まいりました。

 

 

 

いかがでしたか。少しは笑えた? 引用元はすべてNEVERまとめの「閲覧注意」小一時間笑える画像【おもしろ画像】からでした。

matome.naver.jp

 

ここにはもっと笑える画像がてんこもりです。興味がある方のぞいてみてね。

「防災」か「防妻」か

ナニ?、地震に備えて防災セットを買い揃えたい?

ああ、そうかい、いいことじゃねぇか。

なにもそう気を使うことなんかねぇさ。

そういうこたぁカミさんのお前に任せてるんだから

ちゃちゃっと手配しちまっていいんだよ。

 

最近はなんだか異常気象や天変地異が多いから

オイラもチィっと気にしてたんだ。

 

昔っから言うじゃねぇか

「お供えあっても売りものなし」ってよ。

ん? なんか違うな。

えっ、あ、そうそう、備えだ備え。

えらいねぇお前は。さすがは短大卒。

教えたわけでもねぇのに、よくものを知ってるね。

いいカミさんだよ。んとに。

そう「備えあれば売りものなし」だ。

………。

じゃねぇや。

まだなんか違うよ。

ええ〜っと、なんだっけ?

笑ってないで教えとくれよ。

えっ、おお、そうそう。

憂いだ憂い。

 

こらっ憂いの野郎、ムダにこそこそ隠れやがって。

すぐに見つけられるんだから手間とらせるない!

まぁ見つけられたのはカミさんのおかげだけどよ…。

 

…で、なんの話だったっけ?

ああ、そうそう「備えあれば憂いなし」の話だ。

誰が言ったか知らねぇけど、昔の人ぁいいこと言うねぇ。

備えあれば憂いなし。お供え食ったら売り物無し。

なんて…。

えっ?

お供えはもういい? 

あははは、そうかいそうかい。

 

まあ、言い換えれば

「備えなければ憂いっぱなし」

「お供えしなけりゃ恨まれっぱなし」

ってことだからな。

あはは。

……。

ナニよ。

そんな怖い顔でにらむんじゃねぇよ。

はいはいお供えはなしね。

悪うござんした。

 

最近は九州でもえらいことになってるからな。

いい機会だから、ど〜んと買い占めちまいな。防災セット。

家に入りきらなけりゃ、近所の貧乏人にも分けてやろうじゃねぇか。

こないだはお隣さんから醤油を借りたし、

お向かいさんには、おかずをしょっちゅう頂いてるしよ。

ここいらで一つ恩返ししとかないとな。

「あそこの家は貸したものは返さない。頂きものにもお返ししない」

なんて陰で言われるのも癪に障るじゃねぇか。

なぁ。

 

えっ! もう言われてる!?

ガーン!

おまけにここいらで一番貧乏なのはオイラんとこ?

そうだったの…。

ちっとも知らなかったわ……。

しかも周りの家は一軒残らず防災グッズを揃えてる?

 

またまたガーン!

 

えっ、なんですか?

オイラの安月給じゃなかなか買えなかったから、

今までガマンしてましたぁ?

まじっすか。

……。

ショッボーン。

……。

 

で、お前のへそくりかなんかで買おうってのかい?

泣かせるねぇ。

良妻でよかったぁ!

 

ところでいくらなの。防災セットって。

 

item.rakuten.co.jp

 

ぜ、税込み27800円!

 

なんとか2780円くらいにしてもらえないのかい。

ち、世知辛い世の中だねぇ、ったく。

 

でもお前はえらいよ。

苦しい家計の中でよくへそくりをためたね。

「そのほう、褒めてつかわす」

てなもんだ。

よっ!主婦の鏡。

だてにケツはでかくありませんってか。

 

はいっ?、

なんだって?

…………………。

聞き取れなかったからもう一度言ってみて。

 

「あたしには、へそくりなんかありゃしません。

 あなたの小遣いを半年間停止します」ぅぅぅぅっ!!!!!

 

って、本気で言ってるの?

 

…本気の顔だねこりゃ……。

 

逆らってもムダ。

どっしり構えたケツはもう動きません。

 

て、天災だ!

ひ、非常事態だ!

 

ふいをつかれて調子いいこと言っちまったわ。

 

防災どころじゃないわよ。

もっと準備しておきゃよかった。

 

我が家の「防妻」

 

 

お後がぜんぜんよろしくないわ……。

トホホのホ…。

被災者リゾート法はいかが?

九州の地震多発地域にお住まいのみなさんは、

次々と起きる地震に夜も寝られず、

精神的にもまいっておられるのではないでしょうか。

 

震度が「7」や「6」の強烈な揺れは起きていませんが、

震度5以下の揺れは、これでもかというくらいの頻度で起きていますね。

あたしの生息地も地震が多いところで、

震度「5」までは体験しています。

震度「3」でもけっこう激しく揺れます。

こんなのがしょっちゅう発生しているんですから、

ご心痛はいかばかりか…。

心からお見舞い申し上げます。

やつは突然くるから、怖いんですよね。

「また、でかい揺れがくるんじゃないか」

と恐怖と不安でいっぱいの日々だと思います。

 

無責任な気象庁は、今後の収束の見通しも立たないとお手上げ状態。

世界的にも珍しい地震で、過去の経験則が当てはまらない異常事態なんだそうです。

……。

 

あのさぁ、過去の経験則で判断するんなら、調べりゃ誰でも分かるんじゃないの。

 

もっと専門的に地震のことを研究してるのかと思ったけど、

やっぱりぜんぜん役立たずの機関なのね。気象庁…。

 

あたしは個人的に気象庁には厳しいんです。

いつまでたっても予報しかできないから。

その予報も「分かりません」だとさ。

よく言えたもんだね……。

 

日本の専門機関のトップであるはずの気象庁がさじを投げているんですから、

どうなるか予測ができない事態なんですよ。

このままじゃ、九州がまっぷたつになっちゃいそうですもんね。

 

今こそ政府は、思い切って熊本県大分県被災地域全住民を

被害のない地域に避難させましょう。

国民の生命と財産を守ることが第一ですから。

 

被害を受けていない九州地域も含めて

日本各地の温泉や沖縄などのリゾート地に

被災された方々に一時避難していただいて、

ゆったりとした時間を過ごしてもらってはいかがでしょう。

 

宿泊先は各県に抽選で決めていただきます。

高級ホテルからおんぼろ旅館まで格差があっても文句は言いっこなしです。

そのへんは贅沢言わないと約束してほしいのね。

 

「移動・滞在パス」を発行して

被災者の移動や宿泊先の飲食にかかる費用はすべて無料にします。

毎日、温泉や美しい景色を見ながらのんびり過ごしていただくことで、

恐ろしい体験をされた被災者の心のケアは一気に解決できるかもしれません。

 

学生は避難地域の近くの学校へ編入。

ホテルや旅館からの通学ですから、

地元の子供たちの関心を集めるので、すぐに友達になれます。

学校側にはどうのこうの言わせません。

「いいから黙って教えろ」てな具合に強権を発動してもいいと思います。

 

どうでしょう得意の閣議決定ってやつで

ひとつ緊急事態宣言でもしていただけませんかね。

 

野党もそう簡単に反対できないと思います。

予算がかかりすぎるとか、前例がないとか言われても、

ここぞとばかりに

「国民の生命と財産を守ることが国家の第一義だ。

 われわれ政府与党は被災住民を誰一人として見捨てない!」

なんてかっこいい言葉を並べていいんですから。

 

よっ! 待ってました大統領!

なんて国会中継を見ていた国民からは拍手喝采ものですよ。

 

予算も議員報酬や歳費を削減して国民の理解を図ってさ。

さらに天下り団体への予算も大幅にカットした上で

よくわからん特別会計なんかも投入してね。

それでも足りない分は、国債発行でまかなうってことでどうでしょう。

 

国民もそんなに反対しないんじゃないかな?

国民を守る新しい形になるんですから。

もちろん、あたしは大賛成です。当たり前だね。自分で書いてんだから。

んでもって、ホテルや旅館などには

収束したら一定の補助をするという約束で、一時国営化しちゃう。

従業員にはそのまま働いていただいて給料は国が保障します。

 

「いいなぁ。被災者は。ただで毎日温泉三昧だってよ」

「ホントだなぁ。ここにも一発でかいのきてくんないかなぁ」

 

なんて不謹慎な会話があちこちで聞かれるようになりますね。

 

でも、考えてみましょうよ。

あたしが思いつきで書いたこんなプランが本当に実行できたら、

 

災害が起こって被害に遭っても国家が面倒見てくれる。

だから安心して暮らせる。

この国に生まれて良かったと思う。

この国が大好きだ!

大好きなこの国を守りたい。

 

そんな「愛国心」も芽生えるのではないでしょうか。

 

政治が国民に信頼される国家になるチャンスだと思います。

 

でも、いくらくらいかかるんだろう。

熊本・大分県民が300万人として、

ひと月一人100万円の予算なら……。

なんだ、たったの3兆円じゃん。

そう、たったの……ね。

国の予算の32分の1です。

避難が2カ月かかっても予算の16分の1。

あとは宿泊施設への保障だね。

こっちの方が高いかな?

 

でも、もっときちんと考えれば、

なんだかできそうな気がしてきたわ。

 

東日本のときも思ったけど、

こういう国家的災害時には予算の執行予定をストップして

国民の生命に関わる現場医療や福祉以外のすべての予算を

被災地復興につぎ込むってことはできないんでしょうかね。

別に道路や港や空港が出来上がる予定が1年や2年ずれ込んでも

一般の人たちにとって、それほど大きな影響はないわけです。

予算にまとわりついている企業や団体以外はね。

 

そこをなんとかするのが政治なんだけどなぁ…。

 

長々と書いてしまいましたが、

とにかく一日も早い地震の収束を祈るばかりです。

被災地で懸命に踏ん張っているみなさん、

あたしの心は、みなさんと共にあります。

 

だれっ? 顔をしかめたのは?

嫌がらないでよ! プンプンプンのプン!

傷つきやすい年頃なんだからね。

 

では、おやすみちゃん。

 

日本脊髄外科学会のHPにもの申す、のだ。

ブログ更新がムズカシイなんて書いたくせに、ちゃっかり更新しちゃうんだよん!

 

じじいが飲むシンケーツーのクスリの世話になってほぼ1週間、

すっかり闘病生活に慣れちまって、少し治まった痛みを抱えながら仕事してます。

あ、違った「仕事してるフリ」してますだった。

ぎゃはは。

 

先日、病院でMRI(磁気共鳴画像)検査を受けました。

MRIとは、磁気と電波を利用して,あらゆる断面の情報を画像で得ることができる撮影方法のことだそうです。

 

診断結果は頸椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニア。

 

簡単にいうと首の骨の間にある椎間板(クッション)が飛び出しちまって、

近くにある神経を圧迫して、しびれたり痛かったりする症状が出ること。

 

あたしはまだ「軽度」だそうです。

それでも、かなり痛くてビンビンしびれてたんですよ。

ホントにどうなっちゃったのって、不安でいっぱいだったんです。

 

じっとしてても「イタタタタ」。

ちょっと動けば「うんぎゃぁぁっ!」。

ひいひい言いながら、そこいら中で大騒ぎしてました。

はずかしい…。

 

はいはい。どうせ大げさジジイですよ。フン。

 

でもさ、「軽度」で大騒ぎしたのに

「強度」になったらいったいどんなふうになるんでしょう?

盆と正月にクリスマスやら毎年の祝祭日やら、

呼んでもいないのにハロウインやバレンタインにイースターまで

いっぺんに押しかけてきたような激しさで、

寝ても覚めても激痛が襲ってくるのかな。

 

「た、たのむ。ひ、ひと思いに殺してくれ」

 

なんて、これでもかって襲いかかる鋭い痛みに、

のたうち回りながら言ってしまうような……。

 

考えたくないわ。

おーこわ。

 

日常生活に支障が出てどうしようもない場合は手術もするそうです。

日本脊髄外科学会 のホームページに詳しく載っていました。

 

でもこのHP、情報量などに文句はありませんが、

ブログなどによくある、左右が狭いレイアウト。

図解も多く一見良さげに見えますが、左右が狭いため全体的に窮屈です。

なぜ、左右を狭くしたんでしょう?

脊髄でもイメージしたんでしょうか?

必然的に記事も小さな文字になるので、とても読みづらいんです。

あたしは、読むために顔をモニターに近づけたせいで、首の痛みが激増しました。

どうしてくれんの。慰謝料請求するぞ。

アメリカなら裁判沙汰間違いなしだわ。

 

本気で病気や患者さんのことを考えているなら、

もう少し文字を大きくする必要があるってこと、分かるんじゃないの?

はじめにパンフレットありき的な作り方ですから、

どうせどこぞのデザイン会社に丸投げして作らせたんでしょうけど、

出来上がったものを見て何にも思わなかったのかね。

もっと文字を大きくするようにって、

誰かが言えば変わったかもしれないのに。ね。

 

切実な状況の人が見て、症状が悪化するようなもんつくりやがって。

姿勢の問題ですよ姿勢の。

 

ナニ? 姿勢が悪いから頸椎椎間板ヘルニアになった?

うっせい! バータレ!

 

自分たちが、なぜこういう方面の専門家になったのか。

今一度初心に返ってHPを見てください。

そうすれば、もう少しましな作りのHPができると思います。

 

すいません。くどくどと書いてしまいました。

だってホントに痛かったんだもん、あたしの首。

ビビビビーンって、しびれたんだからね。プンプン!

 

というわけで、痛みはまだあるものの格段に弱まりました。

ご心配おかけしました。

シンケーツーのクスリに支えられて、どうにか生きております。

一時期の絶望的な状況がウソのようです。

最近のクスリってよく効くのね。

 

ホントにホントに大げさでごめんね!

また、じゃんじゃん…、でもないけど、

「下剤を飲み過ぎた」みたいなものや

「下剤をじゃんじゃん飲んだけど、けどさっぱりお通じがない」

的なこと書くからね。

 

えっ? 意味が分からない?

普通は下剤を飲み過ぎると下痢が止まらないから

「つまらない」ってことで、

下剤を飲み過ぎたのにさっぱりお通じが来ないってことは

ぜんぜん下痢にもならないから「くだらない」ってことになるのね。

分かったかな?

どうでもいいやね。

 

それじゃね。

ばいびー。

 

熊本県の大地震被災されたみなさんのご心痛を思いつつ、いつも通りのくだらないことを書いてしまいました。あたしは北海道在住ですけど、離れていてもすごく心配しております。一日も早く復旧復興が進み、皆様に笑顔が戻ることをお祈りしております。 kunbe。

熊本県のみなさんへ

4月14日の大地震被災されたみなさんに

お見舞い申し上げます。

 

どうか一日も早く普段の生活に戻ることができますよう、ご祈念いたします。

 

熊本県をはじめ、被害に遭われた近隣の皆様に笑顔が戻られることを

なんの神通力もなく、はなはだ微力なあたしではありますが、

本心から切に願っております。

 

頑張れ熊本!

 

大変な事態が起こっちゃったので、せめて思いだけでも伝えたくてブログに書きました。

頑張れ熊本。頑張れ九州。

すごく心配です…。

これ以上の被害が広がらないように祈ることしかできませんが…。