kunbeのあれこれ雑記帳

日々の暮らしの中で感じたこと思ったことを、わかりやすく、おもしろく、それなりに伝えようと思います。

緊急地震速報なんかやめちまえっ!

いやあ、16日はホントびっくりしましたね。

午後2時20分頃職場で

いつものように仕事をサボっていたあたしのスマホから突然の警報。

 

ゔぁあゔぁあー!ゔぁあゔぁあー!ゔぁあゔぁあー!

地震です!」「地震です!」(と言ったような気がしているんだけど…)

 

間髪入れずに他のスマホからも警報が鳴り響き、職場は一時騒然。

ナニナニナンナノナンナノ! ドシタノドシタノ?

なんとか言ってよっ! どうすりゃいいのっ!

 

血の気が引きまくり、緊張しまくり。です。

 

まさに悔い改める間もない突然の死刑宣告。

恐怖感から言葉も出ません。

 

ボーゼンと立ち尽くす者。

テーブルの下に隠れる者。

女子社員にくっつく者。

それを突き飛ばす者。

金庫を外に持ち出そうとするもの。

…は、いませんでしたが、み〜んな無言。

 

地震がくる、その瞬間をじっと待ちます。

めっちゃ怖い。

 

じりじりじりいまかいまかまだかまだか。

固唾をのんで待っておりました…。

 

「あれっ?、今揺れた?」

「ああ揺れた揺れた」

「これで終わり?」

「そ、終わり終わり。さ、仕事仕事」

 

幸いなことに当地はほとんど揺れず、あっけない幕切れでした。

よかったじぇいっ!

 

でも、函館方面ははたいへんだったみたいです。

まぁ、人命が奪われなかったのが救いですが…。

 

それにしてもさ。それにしてもですよ。気象庁さん。

少しでも早く知らせて危機に備えてねって気持ちは分かります。

分かるけどさ。

あたしも今まで何度か緊急地震速報は経験してるから

「ま、こんなもんだろう」とは思ってたけどさ…。

あの恐ろしげな警告音と無感情で無機質なアナウンス。

とつぜん

「お前らみんなこの地震で死ぬんだぞ」って教えられた感じ。

 

もんのすごい恐怖です。

おっかないです。

お化けが出る方がまだまし。

そう思います。

 

これが少なくても一時間くらい前に予告してくれるんなら、

「やるな気象庁」「さすが気象庁」って誉め称えます。

あたしでも。

 

でも、ほとんど次の瞬間に近い告知ですよ。

 

なんの役に立つの?

 

ひたすら恐怖をあおるだけ。そう思えてなりません。

なにも考えられなくなり、逃げることもできません。

たぶん祈ることも…。

いや、祈ることはできるかな?

「怖いよ恐いよコワいよぉっ! ああ神様、どうか命だけはお助けください」って。

でも次の瞬間ものすごい揺れ。

「ぎゃぁぁぁぁ!!!」

 

き、気が狂ってしまうわ。

 

あたしはなぜか、立ち上がって机の上のものを右や左に動かしていただけ。

いざ揺れたら机にしがみつこうとでも思っていたのかな。

できることなんてその程度です。

外へ走ったのは1名のみ。

あとで同僚からめちゃめちゃ冷たい視線をを浴びておりました…。

 

今回は当地では見事な空振りでした。

地震がこなかったのはよかったんですが、やっぱり不満は残ります。

さんざん脅かされて、それはないでしょって。

 

ヘンテコな形の二次被害者となった彼も思ったはずです。

「やるなら当てろ!」

 

その通り。

あたしたちだって死刑宣告されて、

寿命が短くなったんだから不満が残ります。

ホント生きた心地がしなかったんだから…。

 

それなのに

「わしらちゃんと教えてやったけんね」

「できることは全部やったけんね」

「責任ないけんね」

「生きるも死ぬも関係ないけんね」

的な考えが気象庁さん側にあるように思えてイヤな気分です。

 

「やるならもっと早く教えろ」

「やるなら当てろ」

「それができないなら〝やるな〟」

                     そう思います。

 

警告してほんの数秒で災害に見舞われるなら

いたずらに恐怖をあおる必要なんてないと思います。

 

ACかなんかのコマーシャルに

「直前までは普通の日だった」

というものがあります。

 

あたしはそれでいいと思います。

数秒前に知らされて、いらぬ恐怖を味わって

あげくに災害に巻き込まれて死ぬとしたら、

直前に知る必要なんてありますか?

 

一時間も二時間も前に予告されて、

いろいろな手段を駆使して災害から逃れようとしたけど

結果ダメだったというのとは明らかに違うはずです。

 

もっと研究を進めて予知能力を高めてから実用化するべきですよ。

いたずらに恐怖を与える権利なんか誰にもないはずです。

 

気象庁は、たしか昨年度は地震津波・噴火予知に12億円を超える

莫大な国の予算をいただいていたはず。

あのね、12億円だよ。12億円。

12億円も使ってなにをやってるんでしょう。

「予測は難しい」「予測は不可能」

そう言っていながら12億円も税金を使ったの?

ナニに?

そもそも昨年度予算では物件費より人件費の方が高いじゃん。

どういうこと?

そこらへんのこと、そのうちきっちり調べてやるからな。

首洗って待ってろよ!

 

あらら、気象庁の話になると、どうも気分が高ぶってしまうのね。

 

とにかくこんな精神衛生上よろしくないサービスなんかやめなさい。

まだ実用化には早過ぎますって。

ね、そう思うでしょ。

彼氏までついてきちゃったよ〜!

あたしの車は5人乗り。後部座席が3人掛けです。

でも、実際に3人座るとチョー狭い! 

ガリガリ君専用シートです。

それでも妹家族3人を空港まで迎えに行き、

乗せて帰ることができる予定だったんです。

が、ここで番狂わせ。

どこでどうなったか知りませんし、知りたくもありませんが、

「彼氏も一緒に来るんだって」

カミさんがぽつり。

 

「バカモンっ!! こっ、婚前旅行などけしからん! 

            わしの目が黒いうちはじぇったい許さんっ!」

 

そこいら中につばをまき散らかして磯野家の波平さんに変身です。

西洋で生まれ育った娘は、どうしてそうなんでしょうか。

同性のお友達とってのなら理解できますが、彼氏だよ、恋人だよ。

ホントにそんなんでいいの?

親も親だよ。

そんなふうに思っちゃいます。

あたしが古いの?

 

あとから聞いたら別に結婚することが決まったわけでもなくて、

ただ一緒に旅行したかっただけなんだって。

 

「なおさらよくないっ! そんな娘に育てた覚えはないっ!」

 

これがあたしの娘だったら、

怒鳴り散らして星一徹ちゃぶ台返しです。

断固阻止していたはず。 …かな? 

よかったわぁ、娘がいなくて。

 

定員5人の車に6人を乗せることはできても、

してはいけないってのが我が国のルール。

遵法精神に富んだあたしには、当然のことながら法を犯すことはできません。

 

「したら迎えに行っても乗れないべや。どうすんのよ」

「三男坊が行ってくれるんだって」

「なぬ!」

 

三男坊は、今年乗り換えばかりの8人乗りの中古のワゴン型車に乗っています。

燃費が悪く、ガソリンばらまいてるってぼやきながら…。

あたしと同じまちで働く社会人です。

そこそこの給料はもらっていると聞いていますが、

会えばいつもお金がなくてピーピー言ってます。

 

「はは〜ん。オフクロから大枚ぶんどる気だな」

あたしはすぐにピーンときました。

オフクロもかわいい孫に言われると、

すぐに目尻を下げて1万円を渡してしまいます。

 

「ばあちゃん、俺だけど…。今月めっちゃ厳しいんだよね」

「ばあちゃん、俺だけど…。函館に彼女と出かけるんだよね」

「ばあちゃん、俺だけど…。お金ちょうだい」

「ばあちゃん、俺だけど…。毎月の集金です」

 

なんだかんだの「おれおれ詐欺」野郎。

 

離婚して離れて暮らしてからも、オフクロんち通いは継続中です。

いい金づるだもんね。 ったく…。

オフクロもオフクロだよ。

年金暮らしなのに…。

えへへ。そんなに余裕あるなら、少しくらいあたしにもください。

 

なんやかんやで三男坊が迎えに行き実家へ無事到着。

 

「ナイストゥミーチュー」「ハーイ」などとチョー片言でごあいさつです。

娘の彼氏とも。

彼は「マイコゥル」という名前。

日本人的発音ならマイケルね。

がっしりしてて大きくてハンサムではないけど優しそうなヤツです。

娘と仲良さげにくっついちゃってさ。

 

 「ここはニッポンだから年頃の男女が体を

         少しでもくっつけると問答無用で逮捕されるぞ!」

 

って言いたかったのよね。

 

勇気を出して小さな声で言いました。

日本語で………。

 

だって、英語でどう言えばいいのよ!

わかんないわよっ! 誰か教えて!

自分に腹が立ちます。

妹家族が来るとホントいつもこんな感じ。

 

言いたいこと話したいことはいっぱいあるのに、

ほぼ100%話せない。

 

妹がそばにいるときだけ通訳してもらって少し理解できるけど、

毎回スピードラーニングしとけばよかったって後悔ばかりです。

そんな環境の中で、英語が通じたときはめちゃめちゃ感激します。

でも、返ってくる言葉が理解できないことが多くて、

またまたせつなくなっちゃうんですけど…。

やっぱ、スピードラーニングかなぁ…。

 

翌日は恒例のあたし主催の晩餐会。 

 

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居酒屋の一室で「飲めや歌え」の大宴会です。

あっ「歌え」はなかったわ。

 

「好きなもの飲んで食べて楽しんでね」って言っても

日本人なら遠慮ってものがあるでしょう。

最近はそうでもない人間が増えているのかもしれないけど。

あたしの勤め先のヤツらだって安いものを注文したりして、

あたしの顔色伺ってるもん。

 

でも、あいつらにはそれがまったくないんです。

 

ホント好き放題に注文しまくりやがってさ。

妹もいつの間にやら彼らに毒されて高額メニュー中心にオーダーしたりして。

あたしの顔を見て「ニヤ」って笑いやがんの!

にっくたらしいわぁ!

 

言葉は通じないけど、やっぱなんともいえない親近感があって

お互いになんとかコミュニケーションを図ろうとします。

お酒の力も借りて大袈裟なジェスチャーなんかも出てね。

けっこう大声で笑いあったり、それはそれなりに楽しめました。

ロバートも妹も喜んでくれていたみたい。

娘とマイケルも。

あたしもカミさんも楽しかったわ。

支払いするまでは…。

 

今月はあたしんところはチョー緊縮財政です。

トホホホ…。

 

翌日には、彼らは沖縄の石垣島に向かいました。

ゴージャスなバケーションですわ。

いつの間にブルジョワの仲間入りしてたのさ。

セレブだったの?

飛行機はファーストクラス?

 

ではないようですが、リッチだね。うらまやしい。

 

やたらとカタカナ言葉連発だね。

 

石垣島のあとは和歌山県のアドベンチャーなんちゃらでパンダを見るんだって。

 

やるなロバート。あたしより稼いでるな。お願い少し寄付して。

 

来週、再び実家に戻る予定です。

最後の晩餐はロバート主催。

たっかいもんばっかり注文しちゃるかんな! フンっ!

 

でも気のいいヤツなんだよね。

 

妹をもっと幸せにしろよ!

 

遅れてきた「5月病」

なんだか何もかもイヤになって、ひたすらユーツな気分なのね。

仕事も私生活も。

なんかイライラ。

オトコのコウネンキ?

初老のウツ?

ココロのヤマイ?

ガウチガウ、絶対違う!

 

ほら、年をとると感覚が鈍くなって、

筋肉痛も次の日には現れず二日や三日経ってから

「イテテっ」ってなるっていうでしょ。

きっとそれよ…。

 

本来なら五月に感じなきゃならないこの憂鬱感。

年をとって鈍くなったもんだから六月に症状が出ちゃったんだわ。

きっとそう。

 

あたし「五月病」よ。

 

とにかくやることなすこと全部面白くない。

諸行は無常。

生きてたっていいことなんかありゃしない。

わかっちゃいるけど死ぬのが怖いから生きてるだけ…。

 

若者よ! 死にたきゃ死ね。

そんなの自由だ。勝手にしろ。

周りに迷惑かけず、生きた形跡を一つも残さず、

誰も嘆かず悲しまず、葬式をあげる心配もない。

それができるなら好きにしろ。

 

別に若いヤツになにかされたわけじゃないけど、

八つ当たりしてやる。

フン!

その若さがねたましいっ!

 

………。

 

あたしの五月病、ホントの原因はほかのことなのよね。

 

実はさ、あした妹家族が帰ってくるんです。実家に。

2年に一度の帰郷なんです。

 

以前にも書いたんだけど、

妹はイギリス人と結婚してロンドンで暮らしています。

旦那さんは作家。

日本ではぜんぜんマイナーだけど、本国ではそれなりに稼いでいるみたい。

映画やテレビの裏話的なことを書いて。

 

で、そいつが日本語を覚える気がまったくないわけ。

 

「コニチワ」「サヨナラ」程度はいうけど、

どうも英語が一番てっ気が強いみたいなのね。

服装はいたってラフなくせに、

アメリカの英語もあんなの英語じゃねぇって感じで語っていたし。

 

あっ、もちろん、すべて妹の通訳で理解したんだけどさ。

んでね、あたしも当然ながら英語ができないわけ。

学校でさんざん苦労させられたけど、

基本的な単語すら覚えちゃいないから、言葉が出てこないのよね。

 

そんな二人が面と向かって対峙すると、ものすごい緊張感なのよ。

 

お互いに無視することもできず、

あたしは心の中で英語の辞書をめくって必死に言葉を探して、

あいつも、無言の圧力に押されてぽつりぽつりと言葉を発するんです。

英語で。

ってお前、心の中の日本語辞書はどうした!

せめて1ページくらいめくろうよ。

お願いだから…。

 

もうこれは都会の一方通行だらけの道路ですよ。

 

逆走チャレンジは、当然のごとくものの見事にすぐ大破。

結局、だまって見つめ合ってほほえんで悲しげに目をそらして沈黙…。

 

おいっ、なんとかしろよ ロバート!

 

お前が弟なんだから。

日本じゃ目下のものは目上のものに従うって法律があるんだぞ!

日本に来たんだから日本語で話せ。

わかったかっ!

 

その代わり、あたしがイギリスへ行ったら英語で話してやるから。

 

にゃはは。ぜってー行かねー。

 

おまけに一人娘も日本語を覚える気がないんです。

大学生だけど日本語は専攻しなかったんだって。

 

ああそうですか。

ったく。

 

結局、妹がいなけりゃ、まったく会話が成り立たない状況が

かれこれ2週間以上続くんです。

 

なんで向こうの休みは、こう無駄に長いんでしょうか。

なにがバカンスだ。

バッキャロー。

 

労働者が働かないでどうする!

あたしが若い頃なんざ、日曜日も朝から晩まで働いたもんだ。

それで今の日本国を創りあげてきたんだぞ!

……。

えへへ、毎度恒例のウソをついちゃいました。

 

そんなわけで、2年ごとに押し寄せる里帰りの波状攻撃に

来る前からまいちゃっているわけなのね。

はぁあっ、

ユーツだわぁっ!

天つ風 雲の通い路 吹き閉じよ

夕闇が色濃くなっていました。

最近再び吸い始めたタバコを、自宅2階のベランダで一服していたときのことです。

カミさんがいろいろとうるさいので、しぶしぶのホタル族です。

 

ふと裏手にあるアパートを見ると、丁度真正面の2階の窓から

明かりがこぼれていることに気がつきました。

何気にそちらを見ると、カーテンを閉めていない部屋には女性の姿

宵闇に浮き上がるように鮮やかに映し出されました。

 

急激にドキドキ。

緊張が高まります。

「見てるのがバレたらまずい!」

妙な罪悪感から、とっさにしゃがみ込んで

ベランダの柵の隙間からの監視態勢に入りました。

 

よく考えると、こちらが暗くて向こうが明るいわけですから、

向こうからは見えないはずなのにね。

しかも、ベランダから見ているだけだから、悪いことしているわけじゃないのに…。

でも、やっぱ、なんか悪いことしてるっていう気になっちゃう。

 

ずっと空き部屋だったはず。

「今日引っ越してきたのかな」

顔がはっきり見える距離ではありませんが、

一瞬で20代後半中肉水商売、と見抜きました。

こういうときの眼力ってすごいのね。エッヘン!

 

白いTシャツ姿の彼女はどうやら一人のようでした。

あらかた引っ越し荷物の整理も終わり、ホッとしているようにも見えました。

手伝いにきていた人たちも帰って、一人の時間を楽しんでいるようでした。

 

「ムフフ。久しぶりに若いオナゴじゃ。ムフフ。ムフフ。もひとつおまけにムフフフ」

あたしは、必殺スーパーエロじじいに変身です。

変身したところでなにもできないけどさ…。

 

突如彼女が立ち上がりました。

そしておもむろに履いていたスエットのようなものを脱いじゃったんです。

 

エロじじいはドギモを抜かれました。

腰を抜かしました。

心臓はどっかへ行っちゃいました。

「パ、パ、パンツっ!!!!」

純白のパンツが窓辺に揺れています。

肉付きのいいかわいらしいお尻と一緒に。

どこかへ行っていたはずの心臓が戻ってきて

バクバクバクバク激しく高鳴ります。

 

「気がつきませんように気がつきませんように」

祈る思いで、なおさら姿勢を低くしました。

すっかりとっ散らかった精神状態のあたしを尻目に、

彼女はTシャツも脱ぎブラジャーとパンツだけの姿になって

窓辺の部屋からいなくなってしまいました。

シャワーでも浴びに浴室に行ったんでしょうか。

 

「はぁ…。行っちまったぁ…」

あたしは携帯灰皿にタバコを消して深いため息。

夕闇が一段と濃くなっていました。

 

 天津風 雲の通ひ路吹き閉ぢよ

            乙女の姿 しばしとどめむ

   (あまつかぜ くものかよいじふきとじよ おとめのすがた しばしとどめん)

           僧正遍昭(そうじょうへんじょう=816〜890:六歌仙の一人)

 

遍昭さん、あなたの気持ちが痛いほどわかりました。

百人一首にも選ばれている六歌仙のあなたの和歌を

こんなデバガメのエロじじいの悪行と並列するなんておこがましいですが、

でも、きっとあなたもこんな気持ちだったんですよね。

あたしが見たのは、もちろん天女ではありません。

でも、あなたも天女ではなく「五節の舞姫」を見てこの歌を詠んだんですよね。

あたしが見たのはたった一人。あなたが見たのは4、5人。

人数では負けました。

でも、あなたが見たのは美しい着物姿のうら若き女性たちでしょ。

あたしが見たのはたった一人だけど純白のパンティーと純白のブラジャー姿

どう? 遍昭さん。あたしが見たものの方がすごいでしょ。

うふふ。うらやましいでしょ。

あたしの勝ち! ね!

 

「何本吸ってるの!」

カミさんがツノを出してベランダに乗り込んできました。

「い、今、行くところだったん…」

「さっさとおフロに入りなさい!」

「はい」

 

せっかくの神様の突然のプレゼントの余韻を

カミさんのおっかない顔があっさりかき消しました。

 

はぁぁ…。

 

天津風 とっとと妻を 連れて行け 鬼嫁の姿 しばし忘れさせろ(なまら字余り)

 

遍昭さん、あなたもこんなふうに思ったことある?

いつの時代も奥方様は強いですよね。

小野小町と浮き名を流してた頃は、独身だったのかな?

 

ところでデバガメの意味ってみなさんご存知でした?

本来は「デバカメ」っていって、

女湯の覗き常習者だった池田亀太郎からきているそうです。

詳しくはこちらを見てね。

gogen-allguide.comくっだらないことばかり書いてるから、少しは役立つこともしないとね。

 

さて、あたしのベランダへの通い路は吹き閉じられることなく続いています。

でも、あの日以来、アパートの部屋に明かりが点いていることはありません。

あたしが帰ってくる頃にはお仕事に出かけていて、

あたしが眠った後に部屋に帰ってくる生活なんだろうな。

やっぱり水商売なんだな。

確信は深まったんですが、

姿が見られないのは寂しく思っちゃいます。

 

衝撃的な純白パンティ姿、もう見ることはないのでしょうか。

「ないよなぁ」と思いながらもあたしのベランダ通いは続いちゃいます。

エロじじいは簡単に治らないのね。

困ったもんだわ。

 

長々と書き散らかしてしまいました。

読んでいただいた方には心よりお礼申し上げます。

読んでくれなかった方にも形だけお礼申し上げます。

では、おやすみなさいませ。

土曜日も「仕事」…おまけに通常業務…。こんな仕事を後悔する日

お疲れさまです。みんなも働いてるんでしょ。

まさか

休んでる人なんかいないよね。

いないよねいないよねいないよね!

 

すんましぇん。

週休2日制の企業で働いていらっしゃる方がうらやましくて仕方がなくて…。

 

だいたい今はさ、土曜日なんて一般企業はみんなお休みだよ。

営業さんだって廻る事業所がなくて困ってるんですよ。

やってるところはサービス業ばかりでしょ。

そんなところへ行っても仕事がもらえるわけないこと知ってるくせに。

おエライさんは意地悪だね。

「わしが若い頃は土日も働いたんじゃ。休むなんてとんでもない!」

そんなクソジジイどもがのさばっております。あたしの勤め先は。

早く死んでくれないかなぁ…。

 

のろいをかけたはずなんだけど、さっぱり効果なし。

まったく力のないあたしです。

 

あ〜あ、ホントしんどい。

いい年こいて週6日、朝から晩まで働き詰めなんて体に悪いわ。

おまけにパソコンとニラメッコだから、目、肩、首、背中が常にパンパン。

どうしてこんなお仕事に就いちゃったのかなぁ…。

やたらと後悔しちゃいます。

しかも今日は、〝なまら〟いい天気。

午後からは、窓の外の景色ばかりボーっとながめてます。

べつにヒマではないんですよ。

急ぎの仕事ではないものが多々あるだけ…。

 

だから、

今やらなくてもいいなぁ…。

お尻に火が点いてからでも何となるよなぁ…。

寝ないでやればどうにかなるべや…。

 

なんて、一番力が入らないパターンです。

 

はああぁ、や〜めたっと。

仕事なんかしてやんない。

 

とうとう放棄しちゃいました。

いいのいいの。エライ人にばれなきゃ大丈夫だから。へへへ。

 

そういえば、ついにファミリーマートが北海道で店舗展開するんで

開業希望者を募集しているとか。

 

思い切って転職しちゃおうかな。

コンビニって儲かるのかなぁ…。

どのくらい軍資金がいるんだろう。

 

考えるまでもないや。

あたしは資金ゼロ。

下手すりゃマイナスなんだから…。

 

今週はパチンコ強化週間と位置づけて、

月曜日から勤務終了後に鼻息荒く通いました。

少し前に書いた「ギアラボ」の釣り用品が買いたいなと思って。

結果、水曜日で打ち止め。

あえなく3連敗です。

なけなしの小遣い使い切っちゃいました。

トホホホ。破産です。

 

パチプロで食っていこう。

若い頃は思ったもんです。

なんだかんだ勝っていましたし。

 

年をとるとダメですね。

 

 

 

50代の男でもできる土日が休める仕事ってないかな。

年収1,000万円以上で。

 

あらっ、

仕事サボってこんなと書いていたら、

もうすぐ終業時間じゃん。

イヒヒ。

あしたは釣りに行けるかなぁ…。

 

どうでもいい内容のままブログに載せちゃうもんね。

怒らないでね。

次回はおもしろいこと書くように心がけます。

ホント申し訳ございません。

コンビニのクジの当て方教えます

何かとよく利用するお店がコンビニエンスストアって方も多いと思います。

たいてい24時間開いているし、商品の種類も豊富でありがたいものです。

あたくしどもの地元には「セイコーマート」なんていう

北海道資本のコンビニがございまして、

「ホットシェフ」という店内調理の弁当類が大変な人気でございます。

価格も他のコンビニに比べてお安いように思いますが、

24時間営業している店舗ばかりではないのが玉にキズ。

夜中に小腹空かせて車走らせても、シャッターが下りていることもよくあるんです。

すべてが24時間営業になればいいな、と思っておりますが…

何かきっと事情があるんでしょうね。

 

さてさて、本題。

 

ファミリーマートは当地には存在しておりませんので、まったくわかりませんが、

セブンイレブン、ローソン、サンクスでは、ときおり幾ばくかの買い物をすると

レジでクジを引かせてくれることがありますよね。

 

あたし、このクジにめっぽう強いんです。

まぁ、当たってもファミリーボトルサイズのガムとか、

缶コーヒーや缶入りの清涼飲料水程度ですけど。

 

でも、当たるとなんかうれしいじゃないですか。

「得した」って気分になれるじゃないですか。

少なくとも損したとは思わないでしょ?

 

あまりにも当てるものですから、ある店舗では出入り禁止になっちゃった……

なんてことはございませんが、ホントによく当たります。

そうですね、勝率はたぶん9割以上。

 

みなさんもそうだったら、今回の話はなかったことにしちゃいますが、

カミさんに聞いても、職場で聞いても、それほど当たりを引いていないようなので、

ここはひとつ、このブログを読んでくださったみなさんに

喜んでいただきたいと思いまして、

発表しちゃおうと決意した次第でございます。

あたし、いちいち大袈裟です。そういう人だとあきらめてね。

あたしはあきらめてますよ。もうだいぶん前から。

 

当てるコツはね、いたって簡単なんです。

 

クジ箱に手を入れたら

  一番上のカードをつかんで取り出す。

 

たったこれだけ。これで勝率9割以上間違いなしです。

あたしにしては珍しく自信があります。

一番上といっても何枚もありますから、そこはカンと運になっちゃいますが…。

もう一つ心配なのは、地域によって違いがあるかもしれないってことです。

ひょっとしたら一番底の方に当たりが多く入っている地域があるかもしれません。

 

そのときは許してね……。

 

コンビニクジ当選確率の地域間格差を知るのも面白いかも。

みなさん、早速実践してみましょう。

だまされたって思いますから。

 

うふふ。

 

ウソばっかり?書いてるけど、今回は……。

 

 

ホントのホントだよ。

サイフを落としたっていうお話

世間が春の陽気に浮かれていた5月某日、

夫婦仲良くほぼ1年ぶりにユニクロに出かけました。

この地域に1店舗しかないこともあって、店内はたいへんに混み合っていました。

 

「やっぱり高くなってるわねぇ」とカミさん。

「おっ、そうかい。俺も10センチくらい高くなったような気がしてたんだ」

「10センチ?」

「じゃ5センチか」

「バカ。その年で身長が伸びるわけないじゃない」

「うへぇっ、気のせいかい? 伸びたと思ったんだけどなぁ…」

「バカ…。伸びたんじゃなくて、上がった話」

「上がったぁ? なんだ天ぷらか? それともお前の××か?」

「バカっ! 服の値段よ!」

「あはは。ああ、服の値段ね」

「もう。ホントめんどくさ…。値上げで売り上げは下がった割に、すごい人ね」

「俺も音ぇ上げるぞ。とくに人混みは大嫌いだ。もう帰る」

「その音上げじゃないわよ。音じゃなくて値段の値。少しはガマンなさい」

「ガマンなんて、生まれるときにオフクロの腹ん中に忘れてき…」

うるさいっ!!

 

カミさんに叱られながら、しぶしぶ店内をうろつきます。

すれ違いざまに肩がぶつかるほどの混雑です。

カミさんがが言うように、商品は少し値上がりしているようでした。

 

あたしが買おうと思っていたズボンは一本税込み5000円程度が中心。

安いものでも税込3000円程度でした。やはり昨年よりお高くなっていました。

おいっ! ユニクロっ! ちょっと売れたからっていい気になりやがって。

お高く止まってんじゃねぇ! お前ら貧乏人の味方として食ってきたんだろうが!

それをなんだい、急に値上げなんかして。高級ブランドにでもなろうってぇのか!

庶民をなめるんじゃねぇっ! 100年早いわっ!

などと心の中でさんざんののしってますが、あたしの心の声が届くはずもなく、

お客さんは次々と訪れ、続々と商品を購入しています。

そういえば最近はズボンて言い方をしなくなりましたね。

みんな口をそろえて「パンツ」って言います。

どうも違和感があって、あたしは未だにズボンと言っております。

どうでもいい話ですが。

 

わっかい娘さんが

「見て見て! このパンツかわいい♡」

なんて黄色い声で言っているのを耳にしちゃうと、

ついつい下着姿を連想していけません。

時代遅れのヘンタイおやじです。

ジーパンは許容範囲ですが

「パンツ」はやっぱり下着であってほしいと思う今日この頃。

みなさんいかがお過ごしですかぁ? っと脱線寸前で軌道修正ね。

 

「これで売上が落ちてるのかぁ?」

「そんなふうに見えないわね」

「日本はお金持ちが多いんだなぁ…」

「お孫さんに買ってあげているっぽい人が多いようね」

「死んだばあちゃん出てきてくれぇ。安いのでいいから1本買っ」

「もう! だまって見なさいっ!」

「あはは。お盆にはまだ早いか」

 

人混みをかき分けかき分け、

どうにか好みにあったカミさんのジーンズ3着とあたしのジーパンとチノを選び、

裾上げも無事終了して仕上がりを待つことに。

なんせすごい人出でしたから、あたしは一刻も早く外へ出たかったんですが、

カミさんが上に着るものも買いたいと言いだす始末。

……。

ったく…。女ってのはどうしてこうなんでしょう。

混み合っていると闘志が沸くんですか?

なんせ買い物が好きな生き物のように思えてなりません。

わかったわかった。それじゃこうしよう。このお店丸ごと一軒買っちゃうってことで

 ご勘弁を

何度言ったかわかりゃしません。

おかげで、あたしはスパーマーケットを3軒、ショッピングモールを1軒

所有しています。

ぎゃはは。…。

すんましぇん。つかなくていいウソをついちゃいました。

 

それに比べると男ってのは、これがほしいと思ってから行きますから、

目的のものに一直線。

買ったが最後、ほかのものには目もくれずさっさと出てしまいます。

早いときなら入店から出店まで1分を切るなんてこともざらです。

本来はもう少しゆっくりしていってもいいんでしょうけど、

店員さんに「何かお探しですか?」なんてやられるともういけません。

「い、いえ、べ、べつに、#”%$&@∧?||*……」

あとの方はなにを言っているのか、自分でもわからないことを言って、

逃げるように出てしまいます。

 

どうしてなんでしょうね。お客サマなのに。

もっとイバッタっていいはずなのにね。

 

とくに高級感があるところがいけません。

入る前からド緊張。

店員さんに話しかけられでもしたら、心肺停止のおそれありってヤツです。

気が弱い生き物なのね。

ね、男性諸君!

……。

ええーっ!、あたしだけなのぉ!?……。

 

そんなこんなでカミさんの買い物も終わり、ようやくユニクロを後にしたんです。

ふぅぅぅっ、疲れた。

車に戻ってエンジンをかけたときに気がつきました。

 

 「あれっ? ないよ。ないない」

「なしたの(方言=どうしたの)?」

「いや、あれがないんだ」

「アレってなによ」

「あれはあれだろ…。だから…。あの、あれだ」

「なんなのよ。わかるように言ってよ」

「だからさ、ほら、こう、いろいろと入れるじゃねえか」

「ふくろ?」

「ふくろじゃなくてさ、こう、入れるもんがあんだろ」

「ふろしき?」

「それは包むものでしょ。だいたい、今どきふろしきなんて使うかよ」

「じゃあ、ポスト」

「な、なんでポストなんだよ。ポストがないないって言うヤツいるかい?」

「だって入れるものだって言うから…。じゃあ…、カバン?」

「ううっ、近いよ近い。けど、もっとちっこいもんだ」

「もしかしてサイフ?」

「ちが… ってない…。そうそうそれそれ。サイフだサイフ」

「ええ〜っ! 落としたのっ?」

「えへへ。そうみたい」

「バカ! そうみたいじゃないでしょ! へらへら笑って!」

「うへぇ、どうしよう」

「どうしようって言ってる場合じゃないわよ。急いで探してらっしゃい!」

「どこを?」

「今日はユニクロにしかきてないんだから、絶対お店の中で落としたのよ」

 

何度言ってもズボンのお尻のポケットに入れて歩くから、すぐ失くすのよ!

今度から首にかけて歩きなさい!

 

カミさんは怒り心頭。

失くしたのはあたしのサイフなのにさ。

あまりの剣幕にうろたえながらも、あたしの頭の中はある和歌が響いていました。

 

世の中は 夢かうつつか

     うつつとも 夢とも知らず ありてなければ

 

古今和歌集の雑歌にあるこの世の無情を詠んだ歌として有名です。

〝世の中って夢なのか現実なのかホントのところどっちなんでしょうね。

「ある」ようで「ない」、「ない」ようで「ある」、そんなものなのですから〟

って意味でしょうか。

この作者(詠み人知らず)さんも、きっと夢であってほしいと思うことがあって

この和歌を詠んだんでしょうね。そうに決まってます。

現実が楽しくて仕方がないときにこんな歌を詠めるはずありません。

ひょっとしたら、この詠み人知らずさんも、900年ほど前にサイフを落として

ガッカリしたのかもしれません。

きっとそうよ。そうに決まってるわ。

 

で、あたしも、ああどうか夢であってほしい。

本気でそう思いました。

冷たいカミさんは、すっかりご機嫌斜め75度。

頭からツノと湯気を同時に出してにらみつけます。

仕方がないのであたし一人が再び激混みのユニクロ店内へ。

どうせ探したところで見つかりっこありません。

あたしの数多い経験からして、仮に見つかってもサイフだけ。

中味はきれいになくなっていることの方が多いんです。

今日は珍しく現金も1万数千円入っていたままだったなぁ…。

カード停止の連絡がめんどくさいなぁ…。

などと考えながら、あきらめ半分でしばらくうろうろとうろつきましたが、

いつまでさまよっていても仕方がありません。

覚悟を決めて会計レジ担当の店員さんに声をかけました。

「あのぉすみません。サイフの落とし物あったりしませんでしょうか?」

「どのようなお財布ですか」

「ええ〜と、これこれこのような」

「失礼ですがお名前を」

「Kunbeと申します」

「少々お待ちください」

そう言い残して店員さんはどこかへ消えました。

ずいぶんと待たされたようにも思います。

まさか、いまさら一生懸命探してくれているんだろうか。

そんなことを考え始めたとき、店員さんが戻ってきました。

その手の中には懐かしいあたしの長サイフ。

「お店の中に落ちてましたよってお客様が届けてくれていました。中はどうですか?」

「ありますありますお金もカードもそのまんまに」

「そうですか。よかったですね」

さわやかな笑顔で言う店員さん。抱きしめたくなりました。

 

ああ、日本人でよかった。この国に生まれてよかった。

 

ホントにそう思いました。

先ほどまでの無常観などどこへやら。あたしはすっかり有頂天です。

詠み人知らずさん、世の中、捨てたもんじゃないですよ。

拾って届けてくれる神がちゃんといるんですから。

そう思いながら車に戻ってカミさんに報告しました。

 

「喜ばんでいいっ!」

 

怒りは収まっていないようです。

詠み人知らずさん、世の中、いいことばかりじゃありませんね。

地獄のエンマ様も、ちゃんといらっしゃいました。

 

 

あたしの目の前に。